見捨てられない悪役令嬢
ベリー・ロイヤル(16)ゲームの中の侯爵家の悪役令嬢に転生した(村山莉恵子)美しい青色の瞳に美しい紫の髪。身長163㎝誕生日6月2日
ブルー・ノーベル(17)国の第一王子。ネイビーの髪、水色の爽やかな瞳。顔も国のイケメンといってもいいくらい。攻略対象の一人。身長178㎝
ラズ・リロード(16)伯爵家の娘。赤ピンク色の髪に薄いピンクの瞳が特徴。クランの婚約者。クランのことはして愛している。身長160㎝
クラン・レード(16)公爵家の息子。紅色の髪と茶色の目が特徴。ラズの婚約者。普段は冷たい性格だけど、ヒロインと出会うと・・・。攻略対象の一人。身長172㎝
マリー(15)ゲームのヒロインに転生した、池田亜須香。平民光の魔法使いで特別に学園に入学。学校長に気に入られている。身長158㎝
マル(25)昔は庶民で新聞配達をしていた。情報を拾うのが早い。マイペースな性格。メイドだけどベリーの侍女的存在
ローワン・ノーベル(18)国の姫。異国の王子のブラックと婚約している。おっとりしているけれど、頼りがたい存在。怒らせると生きては帰れない。
ブラック(19)異国の王子。ローワンと婚約している。今はマリーのとりこになっているが大丈夫なのか!?フレンドリーで話かけやすいく、ブルーの親友。
ヒロインの行動がどんどんエスカレートしていくばかり。何ていうこと!何でこんなことに・・・。こんな2度目の人生、1番いやすぎる!!
カツカツカツカツッ!!
「ベリー助けて!!」
「ラズ!どうしたの!?」
「クラン様が私以外の女性と2人で帰っていたの!?」
泣きながらしがみついてきた。
まさか、ヒロインが魔法で仕込んだのかしら!?今までそんなこと1度もなかったのに!?
「待ってて。ラズ、必ず阻止するから!」
「え?阻止?」
急がないと。確かこれはイベントルートなはず!!今のラズはヒロインに言い返せない!!私がやらないと!!じゃないとラズがあまりにもひどい仕打ちになるわ!あの子は何もしていないのに!!
ドン!!
「あぁっ!!」
「大丈夫か!?」
「ブルー殿下!?///」
って、こんな場合じゃない!!早くいかないと!
グキッ!!
「え!?」
スチャッ!
「気をつけろ!怪我でもしたらどうする!?」
「っ・・・///」
そういえば、こんなしっかり顔見たことなかったな。こんなまじかで見るとゲームよりもっとかっこいい❤
「あっ!!でも、急がないと!」
あ~!窓見るの遅かった!!馬車出発しちゃってる。どうすれば~!?
「ん?」
あわあわ。
「あの馬車を追いかければいいか?」
「えっ!?まあ、はい。」
「急ぐぞ!」
サッ!
急なお姫様抱っこは心臓が持たないよ~!!やばいんだけど!心拍数が1秒で2、3回はなってる!!もう、体がついていかないんだけど!意識が~!!❤
「もう、おろしてくださいませ~!!❤」
「おい!ベリー!!しっかりしろ!おい、おい!」
「ん・・・。見覚えのある天井。」
「お嬢様!お目覚めになられてよかったです!!もう、最近はずっと、お嬢様が倒れたしか情報がこなくて心配ですよ~!!」
「ごめんなさい、心配かけて。」
マリー視点
「はっ!!?ベリーがブルー殿下にお姫様抱っこされて気絶して倒れた!!?ねぇ、どういうことなの!学園長!!」
「まあまあ、マリーちゃん落ち着いて!」
パリーン!!
「落ち着けるわけないでしょ!ほんっと、役立たずクソジジィ!!」
「ごめんごめん!!」
あ~、イライラする。クラン様と途中まではいいとこだったのに!!ブルー殿下の邪魔が入った!!それでクラン様が我に返って私を追い出した・・・。冗談じゃないわよ!次は、ラズとベリーに人質になってもらいましょう!!いい作戦!そうだ、ブラックも魔法が解けてもとに戻ったんだった。忘れてた。
「ねぇ、学園長。次はラズとベリーを人質にする予定だから、何とか呼び出してやっといて!」
「あ、あぁ。」
「それじゃあ、私はもう行くから!明日までに必ずやっといて!脅迫状も忘れずにね!」
カツカツカツカツカツ。
「これは参った。でも、マリーちゃんからの頼みだから仕方ないか。おい、理事長。あとは託した。」
「はい!」
ベリー視点
コンコン。
「失礼します、お嬢様!大変です!!すぐにお着替えを。」
「どうしたのよ!?急に!」
「ブルー殿下がお見えです!お急ぎください!!」
「えぇっ!!」
ちょっと、聞いてないんだけど!まだ、心の準備とかできてないんだけど!?
コンコン。
あ~!!ほら、来ちゃったよ!
「取り合いず、私はこれで失礼します!」
「入るぞ。」
「はい。どうぞ・・・///」
「調子はどうだ?お前の好きな花を持ってきた。」
「ありがとうございます。綺麗・・・。」
後で花瓶に飾ろう。
「気に入ってくれて何よりだ。明日はこれそうか?」
「はい。行けそうです。」
「そうか。」
ふら・・。
え?ブルー殿下、寝ちゃったんだけど。疲れてたのかな?仕方ないわね、今日だけ特別ですよ殿下・・・。
あれからどれくらい時間がたったかわからない。けど、とても短く思えた。たった少しの幸せだった。気が付いて目を覚ました時には、私が殿下の膝で寝ていた。さっきまで逆だったはずなのに!?
「はっ!すみません!寝てしまったみたいで。」
「いや、かまわん。明日迎えに来る。愛しの婚約者。」
「どうも。」
ガチャん。
ん??ちょっと待って!最後に愛しの婚約者って言った?噓でしょっ!!もしかして、ブルー殿下って私のこと好き?なのかなぁ?❤あ~、全然わかないよ~。でも、本当に好きならうれしいな・・・///
コンコン。
「失礼します、お嬢様。どんなお話をされましたか?」
「えっと・・・、なんていうかその・・・///」
やばい。今私顔真っ赤かな?さっきの言葉うれしすぎてにやけちゃう。
「うふふ。お嬢様もお年頃ですね。」
「ふぇっ!!///」
どういうこと!?
翌日。
「お迎えありがとうございます・・・///」
「気にするな。」
やばい。胸がドキドキする。緊張する。最初の時も迎えに来てくれて緊張したけど、今の方が100倍も緊張する!何か会話をしないと。
マリー視点
「何よ!!何で2人で楽しく馬車に乗ってんのよ!!これじゃあ誘拐できないじゃないっ!くそっ!おい!クソ学園長!ラズのほうはどうなってんの!!?」
「もうそっちの方は順調だよ!あとははめるだけ。」
「あら、意外と使えるじゃない。仕方ないわ。ベリーは私が直接仕留めるわ!!」
確実にね。にしても、学園長もちょろいわね。やっぱりみんな私のトリコなのね!これから楽しくなってきそうね!!
おまけ☆
「おい、クラン!」
「どうかされましたか?殿下。」
「調子に乗って『愛しの婚約者』と言ってしまった・・・。はぁ~。」
クランはむっとして
「そんなこと言い合えるなんて・・・。お幸せにっ!」
ブルーはニヤッと笑って
「お前、最近会ってないんだなラズ壌と。」
クランは顔を暗めてブルーをにらんで、手に拳を作って
「殿下、口が滑っても二度とそんなこと言わないでくださいね!!しかも、これで2度目ですよっ!」
「わかった、わかった。落ち着けw」
「そうやって反省してないじゃないですかっ!!?」
たまたま通り過ぎたブラックはまたかと思ってブルーの首根っこつかんで
「お前はまた人のこと馬鹿にしやがって!!」
ぐい
「ブラック!?お前何でここに!!?」
「殿下、お気づきでないようですが罰が当たったんですよ!!そのまま縛られててください!」
「はっ!?おい、さっきは悪かったから助けろ!おい、クラン~!!」
ズリズリズリ。
「まあ、仲のよろしいこと。」
ローワンは微笑みながらその場を見守っていたのでした。
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