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彼女の愛を確かめたい俺は、遠回しに彼女の愛を確かめていくのだが!?

作者: 七瀬







俺の彼女は、本当にたまにしか俺の事を“好きと言わない!”

だから俺は物凄く不安で不安で、彼女の愛を遠回しなやり方で

知りたいと想うようになった!

そのやり方が、彼女の怒りを買ったのか、、、?

直ぐに彼女にバレてしまい、俺はどうしようもないぐらいに彼女に怒鳴られる!




『なんで勝手に私の女友達に会って、私の事をコソコソ調べてんのよ!』

『“・・・何もコソコソなんて、”』

『じゃあ、これもそうでしょ! 私のバイト先にも行ったらしいじゃない!』

『“・・・い、行ったけど、”』

『何やってんのよ! 何が知りたいの?』

『“俺への愛!”』

『バカじゃないの! そんな事でコソコソ私の事、調べてたワケ?』

『・・・だ、だって、たまにしか俺の事“スキ”って言ってくれないしさ、』

『“好きに決まってるでしょ! 言わなくても分かるじゃん! 彼氏なんだし!”』

『・・・そ、それでもちゃんと口で言ってほしんだよ。』

『本当にダメな彼氏ね! でも、もうこんな事しないでね!』

『・・・わ、分かったよ、』






・・・なんとか俺は彼女と仲直りできた。

勿論俺だって分かってる!

言わなくても俺は彼女の彼氏だし、好きだから付き合っている事も。

それでもやっぱり言ってほしんだよ!

“好き”って言う事がそんなに難しい事なの?

毎日、何回でも俺は彼女に好きって言ってほしいんだ!

だから、俺はたまにじゃ物足りないだ!

頼むから言ってよ、俺に好きって!





・・・この俺の歪んだ愛が、彼女の逆鱗に触れる事になるとは?

この時の俺は微塵も感じなかったんだ。


俺はとうとう耐えられなくなり、“彼女の今までの元カレに一人で会いに行く

事に決めてしまった!”

これが彼女の逆鱗に触れる!




『“あのさ、本当にイイ加減にして!”』

『えぇ!?』

『“今回は、流石に見逃せない! なに私の元カレに1人で勝手に会いに

行ってんのよ!”』

『・・・だ、だってこうでもしないと分からないと思って、』

『“元カレに、一日何回キスしてたとか? ハグは? 好きって彼女から言われた

事あったとか? アレの回数まで聞いてたらしいじゃない!”』

『・・・ご、ごめん、』

『ごめんじゃないわよ! なんでそうなるのよ、頭イカれてんの?』

『“それだけ好きだから、そうなるんじゃないか!”』

『友達でそんな彼氏の話とか訊いた事ないわ!』

『それだけ俺は、奈波の事が好きだって証拠だろう?』

『“ただの変態でしょ! それともストーカーなの?”』

『彼氏がストーカーで何が悪いんだよ!』

『何よ、開き直るつもり?』

『・・・そ、そうじゃないけど、』

『今回は絶対に許さない! いい加減、頭冷やすのね!』

『・・・えぇ!? どういう事?』

『“当分、連絡もしないし会わないって事よ!”』

『・・・そ、そんな、連絡ぐらいいいじゃないか!』

『ダメ! その間私の事、調べないって約束して!』

『・・・わ、分かってよ、』

『じゃあ、当分の間! さようならね!』

『・・・あぁ、』







・・・まさかまさか? こんな事で俺は当分の間、彼女と会えなくなって

しまうなんて。

しかも? 連絡も取れないなんて!

これってやり過ぎじゃないの?

こんなに俺が彼女の事を愛していると言うのに、彼女には全く理解していない!

ヒドイよ、酷い!




ただ“別れ話をされなくて良かった。”

俺に彼女と別れるという選択は全くない!

だから俺はどんな事があっても彼女とは別れないよ!



しかし? 昨日、彼女に言われたのに、もう俺は彼女に会いたいなんて。

どんだけ俺は彼女の事が好きなのだろうな。

まったく、もぉ~。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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