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直感アイディティンティー  作者: みつ


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8/10

メモリーズ

ダイヤモンドが盗まれたとは報道されていない……。



私はサニーに「サニー、バラして…このG、ばらして!!」とキツイ目をして命令した。

「いやぁ、あたいに、それはワケないですけど……いいんですか…?」と訳も分からぬ彼女は困惑したが、 

私は

「早く、早く!!」と彼女を促した。


鑑識課室内でサニーが手慣れた様子で分解を行う。


「盗聴機ですわ…今の今までONに、なって…」


それを聞いて

私は走った…走りに走った…自宅へと…


彼とは、旦那とは…

…    …





「ミーナさんのために弁当、作ってきた!!」


私は、騙されなかった。

チャチなアプローチには絶対に。

私と結婚して私の旦那に彼がなる前、

執拗な彼自作の御弁当を私に渡してくる日々…。

その際、時たま彼は言った。

「御店で売るとしたら、この弁当3500円くらいだよ♪♪」


私も、のうのうと生きてきた女ではない…。


男は、いつも口ばかり…。


彼は言った。

「昼に食べるなら温めて食べてね♪」と。


ふん…そこまで言うなら今日、署内の電子レンジでチンして、そうしてやるわ……。



私は走る…

奴は、普段通り自宅にいる!

私のお帰りだぞ、帰ってきた、帰ってきたよ!



玄関が施錠してなく、

私は明るい室内にドタドタと入って……。



旦那は、おらず、

蛍光灯に照らされたコタツには、



ダイヤの指輪……時計……ネックレス………イヤリング……。

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