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サニーと非番に飲みに出た。
行く店は、いつも同じである。
食べて飲んで、食べて…。
サニーが私に言う。
「なんか、今回のSTおかしくないですかぁ?」
「どこが?」
「あの、アタイ、鑑識だから、すぐさま、現場いつも行くんですよ…でも今回の一連、いつも、やけに整理されてるんです…アタイが着いた時は、ただ、もう物証するな!!…みたいに言われて…。」
「だから?」
「…内部じゃないかってことですよ……署長あたりがクスねて裏で流してるんじゃないかと思うんっすよね……。」
「…サリー♪」
「はい?」
「飲み過ぎだぞ~♪」
「先輩もじゃないですか~♪♪」
タクシーを拾い、サリーを届けて、
私は我が家に…。
「警察を甘くみるなよ~♪」と玄関で倒れこむ私は翌朝、マイベッドで目を覚ました…。




