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やたら、事務処理は多い仕事であった。
立ち会ったことは詳細に上へ報告しなければならなかった。
その作業中に隣のデスクにいるサリーが私に話し掛ける。
「ST次こそ、お縄ですよ…。」
「うーん、もう、STじゃないでしょ…。」
私は説明が不得手である。
この国は世界多国ある現地の人々が現状ある世の在り方に見切りをつけた形で建国された。
その創国者は芸術家という名の元、莫大な資産を保有していた老若男女であった。
建国後、ほぼ自国は鎖国に近い形態を取り、変わらずクリエイターの始祖達は『外』へと作品を発表し続けた。
それは、地球全体でウケたのだ…。
この国に貧困は無かった。




