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歴史は昔から苦手であった…。
そもそも良く分からないから説明も下手である。
この国は、ある時、有志により建国された。
私は、三世であった…。
飲み屋で喧嘩との通報を受け、私は部下であるサリーと共に現地に駆けつけた。
「警察だ!」と警察手帳を見せる。
今回も、それで事は済んだ。
署に戻るパトカー内で運転しているサリーが言う。
「先輩、甘いっすよ…挙げればいいんっすよ…。」
私は彼女の声が聞こえていたが、
それに応えずに黙っていた。
その日は、それで帰宅する私。
翌日もスーツを着て出社。
情報網からの続報を待っていた。
私は、ある事件を追っていた…。




