プロローグ
異世界転生。
今からそんな事をするんだろうな、俺は直感的にそう感じた。
何故かって?それは...
ある日の朝。俺は普通に通学していた。するとだ。こんな声が聞こえてきたのは。
「死ねーー!!」
「は?」
俺がそう思った矢先、体に激痛が走った。
「なん、だ...?」
段々と視界が暗くなっていき、耳も遠くなる。そして体が、どんどん熱くなっていく。
「俺、もう死ぬんだろうな...」
そんなことを思いながら俺は、短い人生にサヨナラを告げた。
...そして今。俺は何か暗いところにいた。
「何処だ?ここ...?」
俺がそんなことを思っていると、いきなり、
『これより、スキルの獲得を行います。』
そんな声が脳内に響いてきた。
「スキル?の獲得?ってことは?俺って今から異世界に転生するんじゃ...?」
そんなことを思っていると、
『言語習得のスキルを獲得中...失敗しました。』
「...は?」
今なんて言った?言語習得のスキルを獲得失敗?
これって異世界に行ったとき言葉、話せないんじゃ...
『続いて特殊スキルの獲得中...失敗しました。』
「ん?」
何かおかしい。よくあるような話では、色々なスキルを持った状態で、異世界に行き、勇者みたいなことをする。それが、普通だ。
なのに俺は、言語習得や特殊スキルみたいなものを何一つとして習得できていない。
「これってマジでヤバいんじゃ...」
そんなことを思った瞬間。
『続いて肉体を魔素による作り替えを実行中...成功しました。転生門を開門中...成功しました。』
そんな声が聞こえた。
「これってもう転生するんじゃ...?」
次の瞬間。目の前に門のようなものが出てきて俺は、吸い込まれてしまった。
「うわぁーーー!」
こうして俺は、異世界に転生することとなった。
それも、なんのスキルも持たずに...




