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やがて世界を壊すまで〜ザマァで人類滅びるかもだけど、良いよね?〜  作者: 祓戸大神
第1章:狂った化け物が生まれるまで
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第八話

はい、祓戸です。感想を頂いてしまいました!

初めての感想。とても有難いです…

っシャア!頑張って書くぞー!!(単純)



蜘蛛の共喰いを始めたおそらく次の日。

地下空間がバレかけた。

咄嗟に生物錬成を使ってオーガを作ったのでなんとか誤魔化せた。


バレかけた理由は地下空間に満たしたボクの魔力が原因。

膨大な魔力を感知したとか言ってた。

あの男が去ったあと認識阻害をかけた。


上手く出来たみたいで次の日はバレなかった。

危なかった…まさか魔力は感知できるなんて…

よく考えれば魔力を感知しないでどうやって魔術を使うのって話になっちゃうもんね…


でも共喰いをさせてると言ってもあの男がそれを考慮して「じゃあ今日はいいよ」というはずもなく。

ボクは久しぶりにあの激痛を感じながら生物錬成を使った。

そんなボクの感覚を汲み取ったのかこんな魔物ができた。


名前:無し(0)

種族:ペインアント(女王)

状態:健康

スキル

激痛付与、蟻酸、硬化牙

称号

スリゼルの配下、始まりの個体


ボクが生み出した魔物だから分かる。この魔物はただ痛みを与えることに特化した種族。

激痛付与はボクが感じているのと同等以上の痛みが出る………と思う。

試してないから分からない。


やっぱり新種の魔物だったようで男はペインアントを持ち帰った。

ペインアントって数を揃えないと弱いけど…まあ勝手に持って帰ったのはあっちだから良いか!

………いや文句言われてまたあの激痛を受けそう。あと百匹くらい作っておこ。


予想通りしばらく時間(数日)が経ったあと文句を言いに来た。

用意していた百匹を渡したけど何故かあの激痛を流された。

ペインアントに襲わせてやろうか、あの男。


多分3日くらい経ったその日。

共喰いさせていた蜘蛛の様子を見てみた。

697匹いた蜘蛛はその数を2匹までに減らしていた。


「うん。成功、かな」


ちなみに2匹の蜘蛛はこのようなステータスに変化していた。


名前:無し(0)

種族:蠱毒蜘蛛

状態:毒状態(極小)

スキル

王毒、操糸、隠密

称号

スリゼルの配下、生き残った者



名前:無し(0)

種族:蠱毒蜘蛛(特殊)

状態:毒状態(極小)

スキル

骸の毒、万能系、擬態

称号

スリゼルの配下、生き残った者


うん、成功はした。けど何故か結果が違う。

なんでだろ?倒した数が違うとか?

まあいいか。特殊な方をまた認識阻害で覆った地下空間に入れて…


うん!これでバレない。バカ正直に特殊な方を渡すわけにはいかないよ。

これはボクが作ったんだ。ちゃんと大人になるまで育てますっ!

ちなみに特殊な方は最初に作った青い宝石みたいな個体だった。さらに輝きが増してた。

足をしまってその辺に転がったら本当に宝石に見えるよ。


多分翌日。男は蠱毒蜘蛛を持ち帰った。

数なんて正確に数えてないけどボク、それなりな数をあの男に渡してるよね。

オーガが100体くらいに魔蜘蛛が200匹、蠱毒蜘蛛が一匹。


あのオーガも魔力を結構込めて作ったから普通のやつより強いはずなんだよね。

オーガの集団だけで人を100人単位で殺せると思う。蠱毒蜘蛛なんてオーガ10匹くらいの強さがあるからね…

自分で作っておいてアレだけど、なんてものを作っちゃたんだろ。


もしかして外にはもっと強い人がいるの?

いやいや、まさか……そんなことないよね…?

……一応、もっと共喰いさせておこうか。


更に強化するために地下空間に魔蜘蛛を新たに1000匹ほど入れる。

それから多分数日。男がやってきてこう言った。


「これを使って強い魔物を作れ『命令』だ」


投げ渡されたのは……本?


「そこに今まで発見された魔物の情報が全て載っている。三日おきに取りに来るから作っておけ」


「…………」


「ふん、黙りか。まあいい。出来てなかったら首輪に魔力を流すだけだ」


いや、別に反抗して喋らなかった訳じゃなくて。

分かってる?ここ光が届かない暗闇だよ?

そんなとこで文字なんて読めるわけないでしょ……


男は言いたいことは言ったとばかりに出ていった。

はあ…とりあえず読めるか確認しよっか…

どうせ読めないと思うけどね。








結論から言うと読めました。

何故かは分からない。長い間ここに居て目が慣れたのか、それとも『命令』が関係しているのか。

ここにしばらく居て周りが見えることはあったけど、まさか文字まで読めるとは…


けどあの本はとても便利だった。

寝る前におばちゃんに読んでもらった物語の魔物もいたけどそれ以上にボクが知らない魔物が多かった。

何?邪精霊ガルバルって?何?狼王フェンリルって?


どれもこれもボクが作った魔物より圧倒的に強い。

でもねえ…魔力が足りるか分からないんだよね…

実は黒いオーガ一体作るのにボクの全魔力の1割を使っちゃう。


魔力強化で効率が上がってるはずなんだけど…

そんなオーガよりもさっき挙げた魔物は数倍は強い。

だったら別の魔物にすれば良いじゃん。ってなるんだけど…


他の魔物も似たり寄ったり。

あ、これはこの本で見つけた発見なんだけど勇者様の物語によく出てたあの魔物、ゴブリン。

実は正式名称があったみたいなの。それはカイザー・ゴブリン。


さっき挙げたフェンリルとかよりは弱いけど蠱毒蜘蛛よりも圧倒的に強い。

すごいね!勇者様の物語の始めの方でバッサバッサと切られてたはずなんだけど…

でもそんなゴブリンにすら劣るボクの魔物って……


あんまり考えないようにしてたけど…ボクの魔物って、弱い?

いかがでしたでしょうか?

サラッと新種の魔物を作ったスリゼル。たった一人だからどれだけすごいか分かっていない……

もうちょっとしたらヒロインらしき登場人物が出るのでそれまでの我慢ですね。

面白いと思った方は、『ブックマーク』や下記のポイント評価を押していただけたら幸いです。面白くなかったら容赦なく星1にでもしてください( ; ; )

またアドバイスも是非。

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