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ヒビの入ったガラスの靴

プロローグ

私はクラスのマドンナ…でもなければ対して

モテるわけでもない陰キャでオタクな一般女子高生

まぁまぁ楽しい学校生活を送っている

でも、少々退屈だ

何か退屈がしのげるものはないだろうか…

零れたワインと汚れたドレス

「なぁなぁ」

「ん?」

「今日転校生来るらしいぜ」

「ま?」

「まじまじ」

「可愛い女の子だったらいいよな」

「それなー」

朝から男子が騒がしい

ありもしない事を妄想と鼻の穴を膨らませて

考えてる

ほんとにバカバカしい

ハッキリ言って男子は苦手だ

特に同年代の男子は子供っぽくて

かと言って年上が好きとゆう訳でもなくて

17年生きて来て男っ気のない人生だ

母親は「まだこれからでしょ」

と言い

友達は「は?彼氏?推しで充分だべ」

などと言っている

私はどっちつかずだ

彼氏なんか、と思ってる自分もいるし

でも、もしかしたらいつかと期待してる自分もいる、そんなことを考えていたら朝のチャイムがなった

先生が生徒達に席に座るように促す

「はい、ホームルームの前に転校生を紹介します」

ザワつく教室

そして、先生が転校生に名乗るように言った

それに対し転校生が答え

「紅百合 蘭でーす、よろしくおなしゃーす」

元気で少しアホっぽいとゆうかギャルっぽい子だ苦手なタイプだ

最も私の得意な人の方が少ないのだが

そして不幸は連鎖するようで

「じゃあ影山の隣で」

知ってた

影山とゆうのは私の苗字で下の名前は姫璃谷

(きりや)と読む

「お?よろしくー」

「うぇ?!は、はいよろしく…」

「なにそれwウケるw」

うっかり目を合わせてしまった…

はぁ…第一印象完全にやらかしてるよなぁ

いい匂いは香水だろうか

いかにも男子が好きそうな属性を盛った

みたいな人だ

はぁ…なんでこんな陽の塊みたいな人が

来ちゃうんだろう…

こんなの中休みには机の周りにクラスメイトが集まるのは確定演出じゃないの…

ほんとツイてないなぁ

中休みは適当にトイレとかでやり過ごそう

などと思っていた

「ねぇねぇキリヤさん!」

「え??」

周りをみわたす

「もう!キリヤさんって言ってるでしょ!」

「わ、私?」

「そうだってば!」

アァ、ギャルコワイヨウキャコワイ

「トイレの場所わかんないから教えて」

そして強引に手を引かれ教室の外へ連れて行かれた

教室の外に出されてしまったので戻ろうにも戻れなくなりトイレに案内する羽目になった

トイレの前に着き教室帰ろうとするとまた手を引っ張られた

全く意味がわからなかった

同時にトイレくらい1人でできるでしょ?!

とか、訳分からないことを考えた

トイレの中に連れてい行かれた

壁に背を付けるように押された

私は混乱し

「お、お金は持ってないの、でも暴力は…」

カツアゲされると思いそんなことを言った

そしたら、彼女はニコッと笑い

「そんなことしないよ」

そして私の首元に噛みついた

「ひゃう!///」

と出したことの無いような声が出て

彼女はそのまま首に吸い付き

首から口を離すと血が出ていた

鏡で急いで首を確認すると赤い跡が2つ等間隔に並んでいた

突然の出来事で何が起こったのかよくわからなかった

頭の中が混乱している最中彼女は

「ごめんね、血色が良かったから我慢できなくて」

「どうゆうことなの!!?」

取り乱した私とは反対に落ち着いた彼女は

「実は私、求血性症候群なの」

と聞いたことの無い病名を言われた

「き、求血性症候群…?」

そう聞き返して彼女が病気の詳細を教えてくれた

どうやら求血性症候群は鮮血を長時間摂取しないでいると体調が悪くなったりする病気らしい、そしてその病気にかかった人の事例が少なく治し方が分からないそうだ。

なのでいつもは輸血パックを持ち歩いているらしいけど今日うっかり忘れてしまったらしい…

それで、なぜ私が吸血の対象になるのかは分からないが…

彼女いわく血色がよく美味しそうだったからだそうだ

貧血状態の彼女は理性が少し飛ぶらしく

こうゆう行動に出てしまったらしい…

全く迷惑な話だよ

幸い彼女の症候群は軽度のもので

少量の血液で足りるらしい

ほんとに致死量まで吸われなくて良かった…

「なるほどね、それで私を襲ったと」

「ご、ごめんなさい」

あんなに明るい子がこんなに暗い表情をするのが少し面白かった

「まぁいいけどね、致死量じゃないなら」

「ご、ごめん…あとこのことはみんなに黙ってて欲しいの」

なんで、と聞きそうになったが抑えたそりゃそうだ珍しくて血を飲まなくちゃいけない病気なんて、イジメの的だ

私が言いふらしたらこの子は孤立するかもしれない…だから私は…

「わかったよ、誰にも言わない」

「襲っちゃったのに、いいの?」

「だからいいって、あと襲うって言い方やめなさい」

「でも、吸う時は許可を得てからね、足りなくなったりしたら吸ってもいいから」

「なんでそこまでしてくれるの?」

「…私にも色々あるんだよ」

ワンテンポ置いてチャイムが鳴り響く

「「あ、」」

2人揃って次の授業に遅刻した

初めての投稿なのでほんとに読まれるのか

気に入ってもらえるのかもの今も不安で仕方ないです、書き終わった後に読み返したら結構粗があったりして、そして作者は学生故不定期投稿になります

楽しんで読んで貰えるようこれからも精進して参ります

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