運命的な出会い
俺の名前は山瀬雄斗。学力も運動神経も平均的な普通な中学生だ。
俺は最近自転車に乗ることにはまっている。いつも通り二子玉川まで行こうと思っていたが、今日は暑かったので半分ぐらいの距離で行ける駒沢公園まで行くことにした。
サイクリングコースを走っているとふと呼び声が聞こえた。
「おーい」
「おーい 」
「おーい。きこえているか?」
「あっ、おれ?」
「そうそう。お前。」
ようやく俺が呼ばれていることに気づく。
「今からいい所に連れてってあげるから、ついてきて。」少女
女がうるさいもんで、俺は嫌々ついていくことにした。
自転車で走る事約20分、目の前に大きな家があらわれた。
「ここが私の家。中に入って。」
俺は女に手を引っ張られながら、家の中に入った。
しばらく歩いて食堂らしき所についた。そして、そこには両親らしき人とショートカットのメイドが
2人いた。
不意に少女が4人に向かって話し出した。
「この子私の彼氏。」
するとお父さんが、
「なんて言う名前だ?」
少女はじっと俺をみつめている。雰囲気と女の視線に押し負かされ、
「山瀬雄斗と言います。よろしくお願いします 。」
するとお父さんが
「こちらこそよろしくお願いします。」
と言った。
そして、俺と少女は少女の部屋まで行った。
そこで俺は、
「おい、これはどういう事だよ?」
少女は、
「私とあなたは今付き合っているということ。」
「だから、それがどういう事かっていま聞いているの。」
「まあまあ、細かいことは良いの。」
と言う風に呆気なく俺の話はなくなった。
時間はたち、とりあえず自己紹介をすることになった。
「俺は、山瀬雄斗。S区立中学校に通っている中学生だ。」
「私は、加賀美琴。私立中学校に通っている中学生だよ。後、実は私、さっき死んじゃったの。
でも、不思議な力で駒澤公園にもどっていたの。」
俺は、つかさず、
「それは、リ○ロの死に戻りだろ。著作権とかで色々ヤバいからそれだけはやめろ。」
とツッコミをいれた。
そして、俺はこの時これから厄介なことになるなと確信した。
本当、俺が死に戻りしてこいつと出会わなかったようにしたいと思った。
そして、俺が目覚めると見た事のない異世界にいた。
注・・・これは、この話だけ見ると恋愛小説に見えるかもしれませんが、次の話からはバリバリの異世界物に
なります。なので、山瀬雄斗と加賀美琴以外は、これからの話に一切関係ありません。