074.5 閑話・過去 姉 花蓮2
本日2話目です。
前話がありますのでお気をつけ下さい。
私はSFOのプロゲーマーになった。
まさか、こんなことになっていたなんて……。
ステーションに来て、私はSFOの真実を知った。
リアルで宇宙戦争の真っ最中だったなんて思いもよらなかった。
でも私はお金を稼がなければならない。
私のミスで晶羅の入学金が未納になっていた。
一次入学金を払って終わりだと思っていた。
まさか二次入学金なんてものがあったなんて。
このままでは晶羅は二学期を迎えられない。
彼が借金を肩代わりしてくれた。
ステーションからの振込手続きもしてくれた。
これで晶羅は安心して高校に通えるだろう。
でも、その代わりとして行政府の要請に応じて戦場に出て戦わなければならない。
幸い、私の専用艦は性能が良い。勝てる。
ステーションが大規模な攻撃を受けた。
損害が酷いらしく、次元跳躍門で撤退するという。
晶羅が心配だ。敵勢力に占領された地球を奪還しなければならない。
幸い、彼が親身になってくれている。
ありがとうプリンス。私の愛しい彼。
前話だけだと晶羅が横暴な感じになってしまうけど、これで事情は理解していただけるかと。