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005 修行編5 ステーション 拠点作り

10話投稿6話目です。

 朝一でステーションの行政区前広場に転移し、行政塔へ向かう。

受付に行きミーナを呼んでもらう。

しばらくするとミーナがやって来た。


「晶羅さんにゃ。(にゃに)か用かにゃ?」


 小首を傾げ僕の顔を覗いてくる。尻尾がくねくねしている。


(あ、尻尾が「?」に曲がってるw)


「今日はステーションに拠点を作りたくて相談しに来たんだ。

レンタル無料期間を最大限に使いたくて、こっちに住もうと思ってね」


 ミーナは少し悩んだような顔をして考えている。


「住居は専用艦が竣工して格納庫が決まらにゃいと割り振れにゃいにゃ。

それまで住むとにゃると宿泊施設ににゃるんだけど、ここにはそんにゃのにゃいんだにゃ。

転移が出来るんだから、小まめに行き来するにゃ」


「確かに。だけど昨日の回収品(ダイヤモンド)を受けとらないといけないし、それの置き場がいるんだよな」

「それにゃら貸し倉庫があるにゃ。でも住んだらだめにゃ。それで良ければ今から案内(あんにゃい)するにゃ」


 僕はお願いしてミーナに付いていく。



「ここが商業区にゃ。倉庫を借りれば、ギルドから回収品の移送もしてくれるにゃ。

本来は格納庫の倉庫を使うにゃ。ここはそこから物が溢れた人用にゃ。

商業区は回収品の商取引もしているから、それ用に使う人もいるにゃ」


 僕はミーナに紹介された商会で倉庫を借りる。

とりあえず格納庫が割り振られるまでの6日に1日余裕を持って7日で契約した。

6日だと日割りで合計4,200Gだけど、7日だと1週間割引で4,000Gとお得だったからね。

腕輪の情報でギルドからの回収品の移送依頼も簡単に済む。

支払いも何も全てアカウント管理。便利だ。

それにしても価値0Gの保管に4,000G使うのって、端から見たら異常だな。

いやいや、今後はまともな回収品を入れていくんだから問題ないはず。

唐突にお腹が鳴る。そういや朝から何も食べてない。

こういった経済活動もステーションに住むためには知っておかないといけないことだ。

そこで簡単な食事が出来る場所をミーナに聞く。


「何か軽い物を食べる場所ってあるかな?」

「商業区には食べ物街もあるにゃ。ここらへんにもそろそろ屋台が出るにゃ」


 先ほどは朝早かったためか、商業区の転送ポート広場に朝は見かけなかった屋台が集まり始めている。

ケバブのようなパンに肉と野菜を挟んだ食べ物を買う。600G。900円ぐらい。

ミーナにもおごる。今日は朝早く付きあわせてしまったからね。

なかなか美味しかった。ミーナによると屋台の人も実はゲーマーで副業なんだそうだ。


 行政区の転送ポートに戻りミーナと別れた。

1人でギルドに向かい、クエストを受ける。

今回はフリーのデブリ回収クエスト。なるべく撃墜権の切れたデブリを狙いたいからね。

乗艦はレンタル艦10番。なぜか気に入って指名してしまった。


「さあ、今日も頑張るぞ!」

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