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024.5 閑話・過去 研究室2
059の分割閑話です。
改訂による挿入になります。
姫様の成功から9年が経った。
やっとここに我らの王子を、あの御方の御子を生誕させることが出来た。
これからは姫様を娘、花蓮とし、御子様を息子、晶羅とし、私達夫婦の子供達、9歳離れた姉弟として表で生きて行く。
時が来るまで奴らに見つかり正体を悟られてはいけない。
奴らの手に精神のDNAの秘密を渡してはならない。
あの御方の力、戦艦の……を奪われてはならない。
なんとしてでも晶羅様に艦を……。
精神のDNAはフィクションです。
そのようなものは学説も何もありません。