忘れちゃいけないことってありますよねっ
土曜日。
それは、金曜日の次の日でもあり日曜日の前日でもある。
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ごろごろーごろごろー。
なんか忘れてる気がしますね。
何か重要なことを忘れているような、そんな気がします。
「あっ、明日は立川さんがくる日じゃん」
数年間の間、休日に誰かと会う約束なんてしてこなかった私は、日曜日に立川さんがくるということをすっかり忘れていました。
つまりどういうことかというとですねー。
ホント言いずらいんですけど、まったく掃除していません。
今の部屋の状態はというと、
床には下着が散らばり、服は適当な畳み方で積み上げられ今にも崩れそうで、まだ何とか崩れてないといった感じです。
そして部屋のすみには物がこれでもかと入った燃えないごみの袋と燃えるごみの袋があります。
しかもどちらも3袋ずつも……。
テーブルの上にはいつ買ったかすら忘れたゴミで溢れていました。
これは、部屋のすみにごみ袋が増えそうですね……。
唯一綺麗なのはベッドの上だけです。
ここだけはごろごろするためにいつも綺麗にしていました。
ベッドの上からもう一度冷静に部屋を見てみると、こんな部屋に呼ばれたら、私だったら無言で帰りたくなってくるだろうと思いました。
まぁ、私の部屋なんですけれどもね。
そして、私にとどめをさしてくるのが今の時間が夜だということです。
現在の時刻、午後11時30 分。
私はいつも12時ぐらいに寝ているのでちょっと眠くなってきてしまいました。
うとうと、うとうと。
まだ寝ちゃダメですよっ私!
とりあえずまずは、ソファーの上にあるものを片しましょうかね。
「本当に量…が多……」
パタッ。
「Zzz …Zzz ……」
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ピンポーン。
ピンポーン、ピンポーン。
ドンドンッ、ドンドンッ。
数回玄関のベルが鳴り響いたあと、誰かがドアを叩く音が聞こえてくる。
その音で私は起きました。
あれ?なんで私ソファーで寝てるんでしょうか?
「誰だよ、朝からうるさいなー。」
仕方なく、玄関のドアを開けるとビニール袋を片手にもった立川さんがいました。
「あっ……。」
そこでやっと私は昨日の夜のことを思い出しました。
「………………。」
立川さんは、何か言いたそうな顔をしていましたが部屋の方をチラッとみると無言になってしまいました。




