立川さんはやっぱり優しい人でしたっ
今回は立川さん視点
ピーピーピー、ピーピーピー
目覚ましの音が部屋に鳴り響く。
「ふっ残念だったな、すでに俺は起きていたのだよ!」
ポチッ。
すでに起きていた俺はすぐに目覚ましを止める。
いつものようにカーテンを開け日光を部屋に入れる。
「今日もいい天気だな」
朝の習慣になっているコーヒーを作り、ベランダにでて下を見下ろしながら飲む。
やっぱ二十階にある部屋にしてよかったな。
俺の住んでいるところは駅から徒歩三分の二十三階だてのマンションで、なかなか広い3LDKだ。
なのでかなり高かったがやはりここにしてよかったと思う。
さてとそろそろ出勤の準備でもするかな。
俺はパジャマからいつも服に着替えるといつものアレをする。
「財布OK、電気OK、戸締まりOK、俺OK!」
やはりこれをすると安心感が違うな。
少し昔に家の中に財布を忘れてしまったことがあって、スーパーに行って会計をしようと思った時に財布が無いことに気づいたことがあった。
それからは、家を出るときは必ず確認するようになった。
家を出た俺はまずスーパーに向かう。
今日の朝食は何にしようかなー。
おっバナナとかもいいかもなー。
少し多めに買っておくか。
仕事場に着いて、バナナを食べながらゆっくりしていると、しばらくしてから鈴森がきた。
今日もまだ朝だってのにぐったりした顔してんなぁ。
鈴森はいつも疲れた顔して出勤してくる。
鈴森はどうせ休日は家にひきこもってだらだらしてるんだろうな。
どっかに出掛けてリフレッシュでもすればいいのに。
きっと今日もコンビニのご飯でも食べてきたんだろうな。
そんな不健康な生活してて大丈夫なのかね。
仕方ないな、バナナを分けてやるか。
バナナは栄養たっぷりだからね。
少し多めに買ってきてよかった。
鈴森をみてるとなんか心配になってくるんだよなー。
結構、鈴森とは仲いいけど休日に誰かと出掛けた話とか一回も聞いたことないからな。
自宅でアレをしたこれをした、とか自宅でしたことはよく話してくるのにね。
友達いないのかな。
俺の中で鈴森は、友達がいなくて不健康な食生活で休日は家にこもってる、っていうイメージになってる。
最初会った時は元気のない人だなー、と思っていたが今では心配なやつだなー、に変わってきた。
そんな鈴森が休日に一緒にご飯を食べようと誘ってきた。
そうか、やっぱり休日に遊べる友人はいなかったんだな……。
場所は鈴森の家にするらしい。
鈴森も一人暮らしをしていると以前、聞いたことがある。
きっと鈴森の家ということはかなり散らかっているのだろう。
約束の日曜日まであと二日あるので彼女なりに掃除はするだろうが、一応覚悟しておこう。




