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一歩通行な会話。それが掃除なのですっ

     


週に二日の休日。

そんな休日に林檎は何をしていたかというと……


「君はこっちでー、あー君はねーここかなー。うーん、なんか君はそこじゃないんだよなー。ここにしようか」


さて、突然ですが問題ですっ!

私はいったい何をしているのでしょうか?

正解はー、



掃除ですっ!



掃除といえば掃除機をかけたり床を拭いたり、シンクをスポンジでこすったりしますよね。

そしてテーブルや棚の上にある物を、片付けたり移動させたりしますよね。

今は、その物を移動させる作業の最中なのです。


いつからでしょうか。

私は物を移動させるときに、物に対して


「君はねー、こっちー」


などと話しかけるようになりました。

もちろん返事は返ってはきません。

というか返ってきたらホラーです。


でもね、返事なんて返ってこなくてもいいんですよ。

きっと私はただ喋りたいだけなのでしょう。

一人暮らしを始めた最初の頃はまだ私はこんなことはしていませんでした。


しかし、数ヵ月が経つと少しずつ独り言が増えていきました。

そして今では、物にまで喋りかけるようになってしまいました。

だって仕方ないじゃないですかっ。

喋る人がいないんですもんっ!


しかし、私はぼっちではありません。

もちろん友達くらいいますよ?

本当ですよっ?


しかし、最近は仕事以外では誰とも喋ってないですねー。

電話もしないし電話がかかってくることもないし、誰ともLINEすらしていませんね……。

それを友達がいないというのでは?

ちっ違いますよー。そんなわけないじゃないですかっ。


この私が友達がいないだなんてそんなことないですって。

まったくもうですよ、まったくもう。

プンプン。


激おこですよっ!。


「…………。」


なんで私は自分に対してこんなに言い訳してるんだろう。

なんか虚しくなってきた。


うん、やっぱ認めようじゃないか。

私は友達がいる。

ではなく、私は友達が少ない。

でもなく、私は友達がいない。


つまり、休日はぼっちであるという現実を。



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