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今日も目覚ましさんは元気ですっ

     


【2時です。2時です。今日も一日頑張りましょう。】

午後2時。

スマホの目覚ましが鳴り響く。


「ねむー二度寝しよっと」


彼女は眠そうに目をこすりながら、スマホの目覚ましを停止させる。

彼女の名前は、鈴森林檎。

年齢は……秘密。


肩にかかる程度の長さのさらさらとした黒髪で体格はわりと細い。

身長もそれなりに低く数年前からまったく伸びていない。

現在一人暮らし。


彼女は、ふわふわでさわり心地のよいカバーのかけられたベッドで今日も寝ていた。


「あぁ、ベッド最高。」


ベッド君、君は罪な存在ですね。

この私を二度寝の誘惑に誘うとは。

これまで数々の誘惑に勝ってきた私ですが、今日だけはその誘惑に負けてあげましょう。


決してただ眠くて寝たいだけではないんですよ?

本当ですよっ?

私は、意思の強い人だと言われたこともありますからね。


このような誘惑には普段は屈することはないのです。

誰に意思の強い人って言われたかって?

昔、自分で自分に言ってあげました……。


仕方ない、正直に言いましょう。

二度寝の誘惑に負けたことなんてたくさんありますよっ。

えぇ、それはもう何度も何度も。


でもね、私は悪くないんですっ。

全ては、このベッド君が悪いんですっ!

だってこんなにふわふわでもふもふなんですよ?


二度寝するしかないじゃないですかっ!

あっ急に睡魔が……

さて、もう自分への言い訳はこの辺にして寝るとしましょうか。

さぁ、始めましょう。


二度寝を。



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