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悪魔と呼ばれた男

どれだけ眠っていたのだろう…体のだるさからして三時間は越えている気がした。

さっきの手紙を読み返して私は手紙を破り捨てた。

「ジン…」

彼は私が出会った殺し屋の中では最高の人だ。

そんな彼が自分が生きていることを隠していたなんて・・・。

よっぽどの事情があったのだろう。

一体何が?そして、きっと私にとっても重大な何かが起ころうとしている。

それに、あいつもいる。

私は行くことを決意した。

京都 嵐山へ。

その前に、ここから脱出しなくては行けない。

私はまた足を動かし始めた。

最下層の地下五階に行き、誰も知らない秘密の入口を開ける。

鉄に覆われ、くもの巣がはりめぐっている暗い廊下。

私もそこに足を踏み入れたのは何年ぶりだろう。

思い出せなかった。

私は最後に入った時の部屋の情景を思い起こした。

壁一面に武器が置いてあり、真ん中に四つの棚がありそこには最高機密書類がおいてある。

そして、一番奥には私も開けたことがない扉がある。

エレベーターはその先にあるのだ。

私は武器庫の扉を開けた。

そこには武器も書類棚も何もかもなくなっていた。

散乱している紙を私は拾い上げた。

こんなに無造作にこんな書類を散乱させるのは危険だ。

ここにある書類たちは、日の目を決して浴びてはいけないもの達だ。

誰かがここに侵入していたのだ。

私はもう遅いとはわかっていたが処理しなければならないと思い、ライターを取った。

書類に火をつけた。

そして、私は日がある程度燃え広がるのを確認して、奥の扉を開いた。

その先にはエレベーターを中心として澄んだ空気の真っ暗な空間が広がっている。

回りの様子はよく分からない。

しかし、私が一歩足を進めた瞬間、電気がついて部屋中を見渡せた。

するとそこには壁一面に絵画立てかけてあった。

同一の作者の作品だ。

私はそれをみて息を呑んだ。

「フェルメールの絵画ね・・・。」

そのうつくしさは見るもの全てを魅了するフェルメールの絵画。

しかし、ここにある作品たちは日の目を浴びたことのないもの達だ。中には見たこともないものもある。

それが、本物なのかは私にはわからなかったがそれは間違えなくフェルメールの絵画だった。

おそらく、ジンのコレクションなのだろう。

私は扉を閉めて、エレベーターを起動した。

そして、この地下から脱出した。

ついた先はオフィスの一回の機械室だった。

私は機械室をでて、建物から出たときだった。

バーン!!!

私の腕に何かが当たった。

そして、うでに激痛が走った。

私は膝をついて目の前の光景に驚きを隠せなかった。

「驚いたか?死人が生きてるなんてって思ってるだろう。フフフ・・・。俺は死神だオマエを殺す使命を持っている限り死なない。」

そう言って彼は私を蹴り飛ばして、傷ついてる腕を思いっきり踏み始めた。

「ぐあああああ!!!!」

「もっと、もっと苦しめ!」

「ああああああ!!!!」

彼は攻撃の手を止めない。足をはずすと今度は私を何度も何度も壁に叩きつける。

叩きつけられる度に私の意識は飛んでいく。

彼の笑い声、途切れる意識、そして、その奥から娘達の声が聞こえてくる気がする。

(助けて!!ママぁー!!!キャア―。)

こんなところで死んでたまるものか!私はこいつらをゆるさない!!

私はとっさに両腕で大きく動いて彼の手を跳ね除けた。

そして、彼の首筋にまわし蹴りをお見舞いした。

彼はよろめいて腰をついた。

そして、私はすかさず顔を蹴り飛ばす。

そして、地に顔を埋めてしまった。

彼が立ち上がろうと腕を動かし始めた瞬間、私は彼の後頭部に銃口を突きつけた。

「さようなら。」

「まて!!まり」

バン。

彼は力なく地に倒れた。そして、みるみる辺りがが血に染まり始めた。

そして、息絶えた彼の姿を見終えると、私の意識も消えてしまった。

また、深い闇に身を沈めた。

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