あとがき
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このSS短編集は
『拐われたお姫様ですが、勇者ではなく魔王様を好きになりました』の番外編、
『誰かが笑い、誰かが焦り、誰かが燃え尽きる──王宮の裏側は今日も平常運転です。』に収録されたエピソードをまとめたものです。
テーマは、アリシアが拐われる直前。
翠月十五日の舞踏会を控えた夜、上位貴族の令息・令嬢たちが集った非公式の夜会。
本来なら姿を見せないはずのアリシアが、そこに現れたことで──
魂が抜けた侍女、唖然とする令嬢たちの姿が描かれました。
楽しんでいただけたでしょうか?
なお、この短編集の続きは
本編『拐われたお姫様ですが、勇者ではなく魔王様を好きになりました』
第1章第5話「お姫様、攫われました」へとつながっていきます。
よろしければ、そちらもご覧くださいませ。
また、番外編『誰かが笑い、誰かが焦り、誰かが燃え尽きる──』では、
毎日さまざまなSSを更新中です。
気に入ったシチュエーションがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
その一言が、次のSS集につながるかもしれません。
では、また次のSS集でお会いしましょう。
……そしてもし、アリシアの微笑みの奥に、何かを感じていただけたなら──
そっと★を灯していただければ嬉しく思います。
それはきっと、“この夜会に立ち会った証”となるでしょう。