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答え
答えがないと言う答えを
探して歩き出すとき
私はすべてを捨ててしまう
少しばかりの人生の結論は
愛し方には様々なかたちがある
ということ
もしも
その愛し方では
相手が壊れるのなら
愛し方をかえればいい
それは
その人が人生の中で
限りなく重いと
残したいと
感じる場合に限るけれど
それはいつなのか
思いの残る別れはいくつかあるけど
いったい
何が違うのか
問われる度に
笑って答えないのは
それを決めるのは
理屈ではないと
その時は
迷わないものだと
言いたくないから
名前を呼ばれるのは嫌いだった
それが私だと決まってしまうから
相手の気持ちの矛先は
いつも
あいまいにしておきたい
相手の視線の先に
私があるのは痛い
私にもわからない私が
相手に
何を見せるのか
それは
途方もない嘘だと
思うから




