8/36
第壱話(その7)
自室に戻ると刀を刀掛けに置き、今日の出来事を思い返した。
あの屋敷に探索しようと誘われ行ったものの、何かを見た友人たちが急いで屋敷を離れようと言っていたが、噂が本当だったと言っていたから、おそらくお侍様がいたのだろう。
一体どんなお侍様だったのだろう・・・・・・?
あんなに顔を青ざめたってことは、余程恐ろしいのだろうか・・・・・・?
色々考えていると、瞼が重くなってきた。
このまま寝るのはよくないと思い、布団を引いてから横になると、余程疲れていたのかすぐに眠りについた。