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第壱話(その19)
奉公人さんに言われた通りに握ってみると、だんだん、いつも用意してくれるおにぎりの形になっていった。
止めるように言われるまでそのまま握り、無事におにぎりを完成させることができた。
「これで完成になります。すぐには食べれないでしょうから、一旦竹の皮でおにぎりを包みましょうか」
「分かった。おにぎりを包むのも、拙がやっていてもいいかな?」
「そうですね。巻き方を教えますので、この機会に覚えましょうか」
奉公人さんがそう言いながら、竹の皮をすぐに用意してくれた。
教えて貰いながら竹の皮でおにぎりを巻いていき、最後に竹紐で結んで包み終えることができた。




