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第壱話(その18)
「ではまず、手の平に塩水を付けてください。塩水はこちらの器に入っています」
奉公人さんが指を指した先に、確かに水が入っていた。これが塩水と言うものなんだな。
「この中に、手を入れたらいいのかな?」
「そうです。気にせず手をこの中にお入れください」
「それじゃあ・・・・・・」
奉公人さんに言われた通りに塩水の中に手を入れ、あまり長く手を入れるのはよくないと思い、すぐに手を塩水から離した。
「これで準備はできましたね。それでは、白米を手の平に乗せますので、広げてください」
言われた通りに手の平を広げると、その上に白米が片方の手に平くらいの量を乗せてくれた。
「後はそのお米を握れば完成します。力を入れすぎず、優しい力で山の形をイメージして握ってみてください。上の手を曲げながら握るといい感じの形にはなると思いますよ」




