1/36
序章
廃墟と化していた大きな屋敷に、一つだけ綺麗な桜の木があった。
その木には季節外れの桜が咲いており、よく見ると桜の木にもたれて立っている人がいた。
気になり近づこうとしたら、こちらに気が付き刀を向けてきた。
「・・・・・・何でここに人間がいるんだ。さっさと去れ。じゃないと・・・・・・」
「もしかして、お侍様ですか?」
拙がそう言葉を発すると、目を見開いて驚いていた。
「だ、だったら、なんだって言うんだ。いいからここk・・・・・・」
「お侍様なんですね! 是非、拙を貴殿の弟子にさせてください!」
「は・・・・・・?」
これが拙と師匠との出会いだった。