1/37
序章
「今思えば、あの日あの場所に行った時点で拙にとって一つの大きな転換点だったと思う」
『最初はただのガキ共が遊び半分で訪れただけだと思っていた』
「最初はただの曰く付きの廃墟に肝試しのつもりだったけど・・・・・・」
『人間なんて二度と信じないし、信じられないと思っていたのに・・・・・・』
「夢であの廃墟に彼がいる姿を見て」
『長いこと見ていなかった夢にアイツがこの場所に訪れ』
「『現実でも出会って。会話をして』」
「彼に人間の温かさを教えてあげたい思いを強く思った」
『俺なんかに懸命に相手しようとしてくる人間のアイツを少しずつ信じようと思えてきた』
ーこうして、とある人間の少年と元人間の青年の二人の運命が少しずつ狂い始めたのです。




