プロローグ
小説初投稿です。この作品には以下の内容が含まれています。
・一次創作
・小説初心者
・流血や過激、犯罪、鬱的な描写あり
・ヤンデレ要素あり
・異世界系じゃない
これらが大丈夫な方は是非楽しんでください。
薄暗い部屋。そこには何人か人が倒れている。ガラスの破片やナイフ、写真と様々なものが散らばっている。そして血の海が広がっている。
そこに少女が1人倒れている人の前に座り込んで窓を見上げている。
窓から満月が浮かぶ。
その満月を背に巨大な怪物が浮かんでいる。
「小娘、妾の食事の邪魔をしないのであれば其方を見逃す上、願いを叶えてやろう。」
怪物はまるで貴婦人の様な声で少女に語りかける。
少女は俯いた姿勢から顔を上げ、怪物を見た。
そしてガラス片か何かで傷付いた右手を怪物に翳して叫んだ。
「じゃあ、———を———せて!お願い!」
すると少女の掌と怪物の体が光出した。
怪物は苦しんでいる。
「おのれ!其方如き小娘にその様な力があろうとは!良いだろう。其方の思う様にはさせぬがしかと願いは受け取った。違う形ではあるが願いは叶うだろう。だが、妾の食事の邪魔をした罰として妾の力を宿し其方の運命を徹底的に狂わせてくれるわ!」
怪物はそう言葉を残し、少女の掌の中へと吸い込まれていく。
そして少女はその場に倒れこむ。
その直後に目覚ましの音が鳴り響く。