第2話 ステータスとスライム狩り
ミカゲです、なんやかんや今年が終わりそうですね
自分が始めたタイミングがあれだったので
もう年が変わりますね
皆さんは年始はどう過ごしますか?自分は小説でも書いてますね。
「で、どうするか...」
スライムを倒し結果的に紫色の宝石とレベルという存在を知ることができた。
その時にレベルが上がったという声が聞こえたが、信用していいものか....
「とは言っても、レベルが上がってもステータスの見方が分からないんだよなぁ」
「うーん...あれか?試してみるか...」
「《ステータスオープン》」
「うおっ!?」
すると、突如半透明の板のようなものが出現した。
そこには、こう記載されていた...
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《ステータス》
佐藤海斗
職業(設定されていません)
Lv.1
体力 25/25
魔力 10/10
腕力 5
知力 5
器用 5
速力 5
職業
(空欄)
スキル
《鑑定 Lv.1》《アイテムボックス Lv.1》
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「なるほど、測れる相手もいないから、強いかどうかもわからないな」
ステータスは見れたが、今わかる情報がなく、しいて言うなら
スキルがあることだろうか。
「スキルはある、テンプレ中のテンプレって言えるようなスキルが二つとも」
現在あるスキルの二つは、まさに楽に進むように用意されているような
便利スキルであるが、効果がその通りとは限らないだろう。
「よし、まず《鑑定》事態を調べてみるか」
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《鑑定》
物を調べる
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「いや、情報量少な!?便利とは言えないだろ!」
あれか?レベルが1だからか.....?
うん、マジでわからん、テンプレ通り情報がちゃんと出てくるわけじゃないし
情報は出てきたよ?調べられるってことだけ、シンプルであり簡潔に伝えられた
でもさ?もっとあるじゃん、これはテンプレらしいマジ便利でどんどん進むぞー
とはならんレベルだわ、ほんとマジで!
「ある意味期待を裏切らなかったな....」
まぁ、テンプレなままだと多分速攻俺TUEEEになってしまうことだろう。
そう考えれば敵がゴミにならない分いいのか?
いやいや、それだと死ぬ可能性も高まるってことじゃん?
ダメじゃんか!まぁ、そもそも鑑定とアイテムボックスの組み合わせが
テンプレなんだけども、そこらへんは置いておいて、
「よし、次はアイテムボックスか...って言っても、入れるものがないな...とりあえず《鑑定》」
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《アイテムボックス》
物が入る
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「やっぱ情報量少ねええええええ」
いやいやいや、こんなわからないことある?鑑定が鑑定してないよ!(?)
もう自分でも何言ってんのかわからんわ!マジで
鑑定君もっと仕事しようや....
「よし、スキルは今は置いておこう....」
もはや諦めに近い状態である。
「職業ってなんだ?」
気になったため、職業のところを押してみると...
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《職業を選択してください》
・剣士
・魔法使い
・拳闘士
・騎士
・付与士
・錬金術師
・鍛冶師
・魔法剣士 ユニーク
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「なるほど....」
職業画面に表示された職業は8個、定番の剣士や魔法使いから
拳闘士や鍛冶師まで色々とあるようだ。
「ん?ユニークって...マジか...」
「とりあえず、意味があるかはわからんが、鑑定をしてみるか...」
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《剣士》
剣などの武器を使う職業
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「うん、やっぱり少ししか情報は出ないんだなぁ....次!」
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《魔法使い》
魔力を消費し魔法を使える
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「まぁ、そのまんまだな」
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《拳闘士》
拳を使った攻撃をする
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《騎士》
防御に特化した剣士
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《付与士》
自身を強化する魔法が使える
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《錬金術師》
物と物を組み合わせて新しいものを作る
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《鍛冶師》
鉱石を焼いて武器や防具にできる
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《魔法剣士》ユニーク
魔法と剣士、両方を併せ持つユニーク職業
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「なるほどねぇ、まぁ、ほぼそのまんまだな...」
やはり官邸での情報はシンプルなもののようだ。
「レベルが低いのもあるんだろうけどさ、ていうかこれ、ユニークが普通に得じゃない?」
一つの職業ではなく、二つの職業の効果が得られる《魔法剣士》は
明らかに性能がよさそうである。
「よし、《魔法剣士》にしよう」
そして、半透明な板の《魔法剣士》を押すと...
《職業が、魔法剣士に決まりました》
《職業が、魔法剣士になったことにより、ステータスに変化があります》
《スキル 火魔法を取得しました》
《スキル 魔力操作を取得しました》
《スキル 魔力増加を取得しました》
《スキル 斬撃を取得しました》
《スキル 剣術を取得しました》
《スキル 腕力増加を取得しました》
《ユニークスキル 獄炎斬を取得しました》
レベルが上がったときにも聞こえた声が聞こえた....
「うわぁ...一気に色々と,,,頭こんがらがっちゃうっての...とりあえず」
「《ステータスープン》」
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《ステータス》
佐藤海斗
職業《魔法剣士》
Lv.1
体力 35/35 25→35
魔力 30/30 10→30
腕力 5→9
知力 5→9
器用 5→6
速力 5→7
職業
《魔法剣士 Lv.1》
スキル
アクティブ
《火魔法 Lv.1》《斬撃 Lv.1》
《鑑定 Lv.1》《アイテムボックス Lv.1》
パッシブ
《魔力操作 Lv.1》《魔力増加 Lv.1》
《腕力増加 Lv.1》《剣術 Lv.1》
ユニーク
《獄炎斬 Lv.1》
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「結構増えたな...」
全体的にスキルが増え、ステータスが全体的に変わったようだ。
その中でも魔力がとくに多く上昇している感じである。
「まぁ、一応鑑定するか....」
鑑定結果は以下の通りである。
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《火魔法》
火を使った魔法が撃てる
《斬撃》
斬り付けることができる
《魔力操作》
魔力を操作しやすくなる
《魔力増加》
魔力を増やす
《腕力増加》
腕力を増やす
《剣術》
剣術が上手くなる
《獄炎斬》
剣に火を纏って斬り付けることができる
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「うん、シンプル....っていうか魔法使った時の魔力消費分からないじゃん!」
火魔法の説明では火を使った魔法が使えるということしかないため
魔力をどれくらい使うのかはわからないようだ。
「使ってみるしかないってやつか?」
使うことを考えるが....
「でも、使い方が分からないじゃないか...」
説明では、使えることしか情報がないため、使い方はわからない。
「とりあえず試してみるか....」
火が手に現れるようにイメージをし、それに合わせる言葉を発する。
「『ファイア』」
そう言った瞬間、手の上に火が出てくる...
「うおっ!?」
突然火が出てきたことに驚いてしまう。
「ほんとにできた....魔法使えるのか...」
魔法も使えることが確実となったのだ。
ステータスをよく見ると魔力が減っていた。
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魔力 28/30
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「なるほど、消費魔力は2か...」
一回の使用による消費魔力数、火魔法の発動条件は大体理解できただろう。
となると、やることは一つだ...
「先に進むか、そして、先に強い敵がいないとは言い切れない...スライムがいたら狩ろう」
そう決意し、先に進むのだった....
◆◇◆◇◆
進んでいると、スライムが三体出てきた。
『プルッ!』
『プルプルッ!』
『プルルッ!』
「一気に出てきたな!とりあえず鑑定!」
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《スライム》
液体状の生物、物理に若干の耐性あり弱点は魔法全般
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「いつもより多めに情報が出てきたな、とりあえず『ファイア』」
手の上から火が出てきて、それをぶつけるように飛ばす。
『プルッ!?』
火のぶつかったスライムは燃え縮み、光の粒子となって消えた
『プルルッ!』
『プルルルッ!』
「うおっと!?」
三体のうち一体のスライムを倒したことにより
残りの二体のスライムが一斉に飛び付いてきた。
それを少し驚きながらも回避し、拳に力を籠める。
「オラッ!」
『プルッ!?』
飛び付いてきた二体のうち一体は壁に叩き付けられ、
そのまま跳ね、こちらに飛んでくる。
そこを再度拳に力を籠め、殴る。そのままもう一度壁に叩き付けられた
スライムは光りの粒子となって消える。
『プルルルッ!!』
怒った様子のスライムがこちらに迫ろうとしている。
「『ファイア』」
再度手の上に火が出てきて、それを迫ってくるスライムに投げつける。
勢い良く投げられた火は、その勢いのままスライムにぶつかり。
スライムは光りの粒子となって消える。
「ふぅ....」
《レベルが1上がりました》
戦闘が終わったことで一息つき、そのタイミングで
レベルが上がったことが知らされる。
「とりあえず...確認だな《ステータスオープン》」
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《ステータス》
佐藤海斗
職業《魔法剣士》
Lv.1→2
体力 40/40 35→40
魔力 38/38 30→38
腕力 9→13
知力 9→11
器用 6→8
速力 7→9
職業
《魔法剣士 Lv.1→2》
スキル
アクティブ
《火魔法 Lv.1→2》《斬撃 Lv.1》
《鑑定 Lv.1→2》《アイテムボックス Lv.1》
パッシブ
《魔力操作 Lv.1→2》《魔力増加 Lv.1→2》
《腕力増加 Lv.1→2》《剣術 Lv.1》
ユニーク
《獄炎斬 Lv.1》
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「全体的にやったことに関係してるもののレベルが上がったな」
使っていない《アイテムボックス》や、剣がないため使えない
《斬撃》などはレベルが上がってないようだ。
「お!鑑定レベル上がってるじゃん!」
早速《鑑定》本体を鑑定してみると。
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《鑑定》
物を調べ、情報を見ることができる
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「ちょっと増えたな....」
あまり変化がないことに少々悲しみながら、
情報の少ない火魔法を鑑定してみると
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《火魔法》
火を使った魔法が撃てる、消費魔力は2
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「今更出てきてもなぁ....」
調べた後に出てきたため、意味がない。
「はぁ...」
あまり変化がないことに溜息を吐き、近くに落ちている紫色の宝石を見る
「そういえば、これは鑑定してなかったな」
そう思い紫色の宝石に《鑑定》をする。
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《魔石》
魔力のこもった石、強ければ強いほど上質なのが取れる
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「やっぱ魔石か、何かに使えるんかな...これ」
使い道もわからないものが増えていくということだ
「よし!《アイテムボックス》使うか!」
そう言い《アイテムボックス》を使うと、手に持っていた魔石が消える。
そして、《アイテムボックス》を押すと、あるものが表示された。
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《アイテムボックス内》
スライムの魔石x4
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「なるほど、こんな感じで保管されるのか」
大体のことを把握し終わった。
「よし、そろそろ進むか」
そう言い、先に進むのだった....
次回、次の層