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プロローグ
『薔薇の騎士』達が影の様な異形の生物『シャドー』と戦っている。
この漆黒の闇に包まれた屋外の神殿で。
数多の『シャドー』に『薔薇の騎士』達は苦戦を強いられている。
あぁ・・・遂には一人の騎士が倒れてしまった。
私はその様子を見て笑みを 顔を抑える
私にはどうする事も出来ない。
彼等は戦わなければならないのだ。 願いを叶える為に・・・
そして、遂に残った一人の『薔薇の騎士』が最後の『シャドー』を屠る。
私は彼に近付き声を掛けた。
そして、彼と共に神殿中枢部へと向かう。
私はそこで呪文を唱える。
漆黒の闇が晴れて行き、青空が広がった。
一筋の光が中枢部に差し込み、私を照らす。
私は振り向き、私の後ろを歩いていた『薔薇の騎士』に声を掛ける。
「ご苦労だったね・・・」
これで、 願いは叶えられる。