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愛と理想の短編集  作者: 六道輪廻
3/3

愛する妹は癒し

始業式で眠りこけるという失態をやらかした手前、恥ずかしすぎて妹に知られる訳にはいかないが…果たして……

3.家庭内


麻衣「ねぇ、連兄?」


連「どうした?」


珍しいな、麻衣が出迎えなんて


麻衣「今日、入学式で眠りこけてた生徒って連兄だよね?」


連「……なんのことやら」


新入生にまで広まってるのか

これでは年上としての威厳が…


麻衣「今日、帰り一緒に帰ろうと思って連兄のクラス行ったら、まだ体育館で寝てるって聞いたけど」


連「違う違う!あれは生徒会の手伝いをするために残ってただけだ!」


麻衣「本当に?」


連「あ、あぁ…」


まぁ最悪、口裏合わせてもらえればなんとか…


麻衣「じゃあ、明日はすぐに帰れるよね?」


連「もちろ…、いや、掃除当番が…」


麻衣「そういえば、寝てた人が掃除当番させられるってクラスの人が言ってたけど…」


連「あ、それは…うぐぬぅ」


もうごまかせないか…


麻衣「もう、しっかりしてよね!」


連「はい、申し訳ない」


麻衣「罰として、私もお掃除手伝います」


連「はい、…はい?」


麻衣「そして、一緒に帰ってもらいます!」


連「別にそんなの言ってくれればいつでも…」


麻衣「少しでも一緒にいたいの!」


連「そっか…、ははっ」


頭を撫でてやる


麻衣「もぅ、くすぐったいよぉ〜」


連「自慢の兄貴になれるように頑張るな」


麻衣「うん!期待しとく」


うちの妹は癒しだ…

そして、血は繋がってない


連 (結婚しようと思えばできるのか…)


麻衣「何か言った?」


連「大したことじゃない、気にするな」


いや、だからって世間を気にするなら結婚なんてするべきではない

というか、麻衣に甘えすぎたら兄として誇れなくなる


連「明日から頑張るか…」


勉強も人付き合いも、そして恋愛も…

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