悪役
悪役 必要な存在
職業効果 強さに応じて饒舌になる
職業変更条件 夢を大きく持つこと
特記事項 何時も何処かでやられている。夢や野望は壮大で、その達成のためなら努力を惜しまず、手段を選ばない。ボッチかと思いきや意外と組織的で最後は黒幕が判明しがち。始めは暗躍しているが力をつけると饒舌になりよく笑う。
---------これより先は一般には極秘となる。一部の上位職員にのみ閲覧が許可されている。許可なき職員の閲覧は、就労規則第72条に基づき処罰される---------
なぜ悪役は饒舌なのか?力をつけても黙っていればもっと上手くいって、やられることが無かったのではないか?尤もな疑問である。
なぜかって聞かれてしまえば答えてあげるが世の情け。まぁそうしないと世界が始まらないからな訳で…
悪役がねもしね、最後まで暗躍して夢や野望を成してしまったら、それはただの日常の変化に落ちぶれてしまう。闇のなかでの闇はただ暗く見分けがつかない。そのままでは誰も気がつかない。だからこそそこでの笑い声はよく響く。だからこそ光はそこを照らせ、どんな弱い光であれその輝きは目を被う程眩しく見える。
誰かが事を起こさない限り世界は意味を持たない。ただ漫然と其処にあるだけでは意味があるのかも理解できない矮小な感性では。
だからこそ其処に意味を、分かりやすい意味を持たせるため悪役は今日も努力を惜しまない。
世界に価値をつけるため悪役は今日も饒舌に語りよく笑う。そして倒される、それでも饒舌によく笑う…ここにいるぞと知らしめるように
必要なのは悪役。悪が暗躍せず蔓延り誰もそれを打ち倒そうとしないのが糞みたいな現実。ニュースでも見ていれば事足りる
あくまで必要なのは役だから。
悪役が蔓延るのは良い物語。悪が蔓延るのは糞みたいな現実。
正義の反対は悪ではなく、また別の正義なのはわかるけど、理解できるけど世の中利己的な人が多すぎる上にその行いも邪悪すぎる。




