オタク
オタク 人間に似た何か
職業効果 オタク同士引かれ合う
職場変更条件 不明、しかし意外と数が多い
特記事項 何故かよく集まっている謎多き職業。そして何より臭くキモい。基本無口だがこの職業同士で集まると饒舌、そして何故か独自言語が発達しているのか外部からは何の話をしているのかわからない。働いている様子もないのにお金が尽きないようでウ=ス異本等を買い漁っている。ウ=ス異本等は一般人が見ると精神が汚染されるという。
---------これより先は一般には極秘となる。一部の上位職員にのみ閲覧が許可されている。許可なき職員の閲覧は、就労規則第72条に基づき処罰される---------
竜が世界を渡った姿。悠久の時を生きる竜達は娯楽に飢えていた。なので人の姿に化けては人々の娯楽を楽しんだ。しかしその世界の娯楽だけでは限界がある。その為新たなる娯楽を目指し世界を渡った。そこで出会ってしまった、マンガやアニメに。
そこにはまだ見ぬ世界が数多にあった。流石の竜といえども世界を渡るのは手間だった。たったひとつの世界で数多の世界を巡れる。これ程楽で心踊ることは他に無かった。
しかし娯楽を楽しんでいた竜だが問題があった。その世界には魔力に類する物がなかったのだ。その為人に化けようとすると、容姿を整えるとすぐにもとの世界に帰らなければならなかった。その為長く居るため致し方無く容姿は人間に近い何かになってしまった。そして竜独特の異様な臭いは誤魔化せなかった。まぁ回りも竜しかいないのであまり問題にはしていなかったのだけれども…
なかには娯楽を楽しむだけでは飽き足らず創作する側にまわった竜もいた。内容は自分の居た世界の話が多かった。意外と受けた。誇張した話もあったが同郷の者とそれはねぇと馬鹿話するのは楽しかった。
世界を渡って良かったと日々を楽しんでいた竜達だったが意外な落とし穴があった。オタク狩りの存在である。『オタク狩り』あれは世界を渡った竜を狩るために世界を渡った竜狩りであった。元の世界では強力な加護や魔法を使っていた無敵にも思えた竜が世界を渡った弊害で加護もなく魔法も使えない。竜狩りにとっては正に理想の地であった。竜を倒した際に残った竜自身の魔力もあり、帰還も容易なこともあり更にオタク狩りは加速していった。
そしてオタク達は姿を消していった。しかし残されたその作品は脈々と受け継がれてる。
オタクが異世界に転生して俺tueeee出来るかと言えば竜が創作した作品やウ=ス異本、それらは竜が見ることを前提に竜達が作った物であり、魔法などに適正や才能有る者しか受け付けないある種の魔導具になってしまっているからである。
何よりオタク達が話すあの謎言語、あれの正体は竜言語である。魔法への適正も高くなるのは不思議ではない。




