孤独
孤独 孤独なんじゃない孤高なんだ!
職業効果 精神力アップ
職業変更条件 覚悟があるなら
特記事項 必要なのは社会のなかでの孤独。自分以外誰も居ない状況下では意味がなく、社会のなかで地域のなかでコミュニティのなかでの孤独でなければならない。自分しか居ない中での孤独なぞ意味がなく、人との関わりがあるところでこそ孤独は意味を持つ。
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孤独になりたくてなったわけではなかった気がするがどうして孤独になったのかその訳はとうの昔に忘れてしまった。
はじめは内にある感情が心を蝕み、変わらない他人を恨み、変わらない世界をも恨んだ。しかし一番憎かったのは変われない私自身であった。行く宛のないこの感情をどうすればいい。暴力を浴びせ、暴言をはく他人は居ない。いきなり他人に暴力や暴言をはくのはただの基地外と言うわけではなく最低限度の常識や良心は持ち合わせていた。つもりであった。冗談ですませられるような友はいなかった。
孤独なのだから
かといって自傷行為をするほど私は私を嫌いではなかったし痛いのも嫌いであった。
しかし心は安っぽい表現ではあるが張り裂けそうなほど痛かった。人間慣れるもので移ろい行く景色と共に痛みは消えていった。
幾ばくか時が進むにつれて内にある情動も成りを潜めていった。成りを潜めたというのは間違いだ、消えてなくなっていた。心が死んだのだ。
死んだものは決して戻らないように、心は戻らない。しかし案外生きやすくなった。他人のミスに怒らなくなり、失望もしなくなった。全てが心に左右されずそのまま受け入れられるようになった。
正に蠱毒とはよくいったもので己の内にあった感情を互いに食らいあい1つとなった。それが私なのだろう。私にとってはなんの変哲もないオチツイタ感情だが、他人からしたら毒なのだろう。




