黒子
黒子 そこに居るけど居ないのだよ
職業効果 認識不能
職業変更条件 認識不能
特記事項 認識不能
---------これより先は一般には極秘となる。一部の上位職員にのみ閲覧が許可されている。許可なき職員の閲覧は、就労規則第72条に基づき処罰される---------
システム的な職業。
疑問に思ったことがないだろうか?魔物を倒すとアイテムがドロップしたり、死んだ魔物から武器を奪えなかったり、倒した魔物の死体がダンジョンだと帰りには消えていたり…そう、その全てがこの職業のお陰なのだ。
魔物を倒すと何故アイテムなどがドロップするのか?
それは黒子が魔物が倒れた瞬間に登場し瞬時に魔物を解体マニュアルに則った確率でドロップアイテムを落としまた瞬時に消える。この間僅か、0.07秒!まさに神業。
死んだ魔物から武器を奪えないのは?
それはね、黒子が必死に死んだ魔物の手から離れないように必死に掴んでいるからなんだよ。直接アイテムボックスに回収できないのは黒子が掴んでいるため、他人の所持判定かつ生きているから。
倒した魔物の死体がダンジョンだと帰りには消えているのは?
それは、ダンジョン内を少しでも快適にするため。ダンジョンの掃除屋はスライム!それは幻想である。魔物も弱い低層ならスライムでもまぁなんとかなるが深く潜るにつれてまずスライムが魔物によって狩り尽くされてしまう。スライムは所詮スライムなのだ。快適なダンジョンライフの為黒子は今日も働く。
黒子にも研修制度があり、ダンジョンの片付けから始まり一流になると魔物の解体ドロップとなる。
ダンジョンの片付けで素早く動くコツを学び、魔物の解体を学ぶ。そして一流の黒子はその存在を察知されずシステムとして生きていく。
ここだけの話し、レベルアップのファンファーレ、ステータス確認のための透明なステータス画面、魔法、アイテムボックス、他にも異世界だと当たり前だと言われるあれやこれ、全て黒子のお陰である。
黒子なんて呼び捨てにするなんて申し訳なくなる。これからは黒子さんと呼ぼう。
---------これより先は閲覧をお勧めしない。無知とは罪だが同時に幸福でもある。深淵をのぞくとき深淵もまたこちらをのぞいているように、積み上げられた知識から見える景色は必ずしも美しいとは限らないように…---------
一流の黒子さんは世界を航る。世界の運営に必須、特に剣と魔法のファンタジーの世界には。一流の黒子さんは数が少ないため以外と快適な異世界は少ない。
神々が育てる内重要な職業のひとつ、神々の資産のひとつとも言われている。過去に黒子さんのヘッドハンティングが原因で神々の争いが起き世界が滅びた。
システムと成り果てた黒子さんに最後はない。死ぬこともなく永遠と働かせられる。




