コタツムリ
コタツムリ 堕落の象徴
職業効果 防御力が極UPした気がする 移動速度大幅down
職業変更条件 炬燵に入ろう
特記事項 炬燵に魅せられた者の末路。一つの炬燵に一つの頭の単頭類が基本だが一つの炬燵に二つ~四つの頭を持った多頭類もごく稀に発見される。多頭類が何故珍しいのかと言えば、多頭類だとこたつ内が狭くなり居心地が悪いため、争いが起き一番強いものが残るからである。好物はミカン。口癖は「代わりにトイレ行っといて。」冬場に多く発生する。
---------これより先は一般には極秘となる。一部の上位職員にのみ閲覧が許可されている。許可なき職員の閲覧は、就労規則第72条に基づき処罰される---------
炬燵を装備した者の姿。元の職業にプラスした形で発現する。しかし職業効果はあくまで気がするだけなので無意味。炬燵自体の耐久力が有り、盾の代わりになるため、恩恵がないわけではない。堕落の象徴、しかしそれは幸福であった。
接近系の職業は、多頭類になったときの競争に勝ちやすい反面、単頭類になったときは遠距離から一方的に攻撃され手も足も出ない。
遠距離系の職業は、元々の打たれ弱さが若干ではあるが改善されるため驚異である。特に魔力が高い職業は後述の理由からよく見かける。しかし多頭類時の競争に残れない事が多いため始めのスタートダッシュが肝心である。
炬燵にも様々な種類があり弱点などもそれぞれ異なる。
・電気炬燵…コンセントからの給電により熱を発生させる。移動ができないじゃないか、異世界に電気なんてねぇーよと思っているそこの君!朗報だ!どんな技術か分からないが、空間にコンセントが出現する。時空魔法の一種と言われているがどんな原理かすら不明。オーパーツとなっている。稀にダンジョンや異世界人、転移者から輸入される。分解すれば量産可能と結論付けられているが、炬燵全体の数が足りていないため実現していない。コンセントを抜かれると炬燵の機能が停止してしまうのが弱点。コンセントを入れ直せば良いのだがそんな気力があったらコタツムリになっていない。
・堀炬燵…豆炭や炭により熱を得る。日に1、2度豆炭等を補給しなければならない。豆炭等を燃やしている為温度の調整が難しい。作り自体は簡単なため量産されている。お祖母ちゃん家に有りそう。弱点として、攻撃され続けるとコタツムリの習性として炬燵の中に引きこもる。そうなると堀炬燵の場合、酸素が足りなくなり死ぬ。その為猫は炬燵で丸くはならない。
・魔力炬燵…魔力を熱に変換する炬燵。魔力により作動している。数も一番少なくとても貴重。熱を発する効果だけでなく、クリーン機能やミカンやお茶の錬成機能、さらに空中を浮遊し高速で移動する機能等があり、他にも様々な隠された能力があるらしい。一説には神の至高の道具とされており、この炬燵をめぐって神々の戦争が起こった…戦争は苛烈を極め何柱もの神々がその存在を消していった。そして戦争を終わらすためにとある神と共に人界に堕されたと言われている。説の理由として、破壊が不可能、人界でもこの炬燵をめぐり戦争が起きたと言われている。弱点として魔力の消費がとてつもなく多いことにある。この炬燵の居心地の良さから何人たりとも抜け出すことが出来ず、徐々に魔力が失われていき最後には眠るように息をひきとる。余談だが炬燵で寝ると風邪を引くと言う話の原因はこれが原因である。あまりの凶悪さ故に封印されていたが、誰もに使用されないこの魔力炬燵は使用者を求めて行方を眩ませてしまう。その為この炬燵を管理するため世界最高の賢者にこの魔力炬燵を進呈し使用してもらっている。魔力の回復量が消費量より多いうちはまさに神々の道具に相応しい。しかし何時かは消費量が多くなる運命を避けることができない。
コタツムリ全体の注意として、あまりの心地よさに抜け出すことを忘れると低温火傷になるため注意しよう。暖かくない炬燵の寒さは異常。
完全なる共生を達成したコタツムリの多頭類は、それはそれは幸せなのだとか。
神々の道具と言われているが人を堕落させる悪魔の道具なのかのしれない…
冬は基本コタツムリです。冬なので冬眠したい。




