絵師
絵師 世界に色を着けます
職業効果 絵を描き色をつける
職業変更条件 誰でもなろうと思えば
特記事項 世界に色を着け描きます。原初の世界には色が無かった。ただそこにあるのは白と黒、人々の営みだけであった。人々は与えられた役割をこなしただ生きていた。この職業により世界には喜びや違和感が生まれ多くの人々にこの世界の存在を知らせた。
---------これより先は一般には極秘となる。一部の上位職員にのみ閲覧が許可されている。許可なき職員の閲覧は、就労規則第72条に基づき処罰される---------
世界に干渉する職業。醜美の価値観や常識さえもこの職業によって決められてしまう。
この職業によって著しく全て何もかもが美しく描かれてしまう世界は、モブですらそれはそれは美しく一見すると幸せしかない平等で争いのない世界に見えた。しかしその世界の住人達にも醜美の価値観は存在し差をつけ優劣をつけたがっている。
この職業によって何か比率が可笑しく描かれてしまった世界は滑稽で嘲笑の対象であった。しかしその世界の住人達はその事にはまったく気づかず、やはり争いや優劣はあるもののなんの問題もなく暮らしていた。
空をあおく描いたつもりであったが、その《あお》は青かもしれないし、蒼かもしれない、そしてはたまた碧かもしれない。
虹は何色なのだろう?5色かもしれないし2色かもしれない。
この職業の登場により世界は多様性をなくし存在が確定してしまう。人々の想像の中にあったそれぞれの世界は滅んでいく。そして世界は存在し広がっていく。
亜麻色の髪の乙女は顔がないからこそ美しい。




