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吸血鬼の冒険録  作者: ノア
序章 吸血姫と世界樹
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異世界の親友

 リノアとじゃれ合っていたら日がちょうど良く暮れてきたので外に出て食事にすることにしました。

 何時間じゃれ合っていたのでしょうね。


「何よそいつ、ものすっごい化物じゃない」

「アルスって言うの、アルス挨拶しなさい」

「グォォ」


 食事なのでアルスを血の中から出したのは良いですがリノアが騒ぎ出しました。

 驚くリノアにもちゃんと頭を下げて挨拶するアルスは偉い子ですね。


「リノア、アルスの見た目は厳ついけどちゃんと言うことを聞く良い子だから怖がらなくて平気だよ」

「怖がっていないわよ!それよりどこから出したのよ召喚術の魔法陣はなかったし何かのスキル?」

「血の中からだよ、アルスはわたしの眷獣だし」

「眷獣ってフェイス吸血鬼だったの!?」

「そうですけど」


 もしかして気づいていなかったですか。リニアの眼は節穴ですね。


「分かるわけ無いでしょそんなに吸血鬼の特徴ないんだから」

「そんなに吸血鬼の特徴ないですか?」

「無いわよ」


 リノアに聞くと吸血鬼の特徴の赤い瞳がわたしは蒼い瞳で牙も人間の犬歯より少し大きいくらいで単体なら珍しくなくてもここまで特徴がないのは珍しいそうです。変装せず人間の街に溶け込めそうですね。

 それに多くはないようですが他種族を受け入れている国や街もあるそうです。


 リノアは世界樹だけあって色んな魔法が使えるそうなので火の魔法を使ってもらって火種にしてアルスに肉を焼いてもらっています。


「それにしても良くトロールコングなんか配下にできたわね魔法は使わないけど力だけなら竜種さえ凌ぐって言われているのよ」

「今は眷獣になって進化したけど確かに殴られた時は半端ない衝撃だったね」

「殴られても生きてられるって吸血鬼て案外丈夫なのね」


 大丈夫でももう殴られたくないけどね。


「他の吸血鬼を知らないからあまりわからないんだよね」

「そうなの?フェイスも色々大変そうね」

「グルゥゥ」


 どうやらお肉が焼けたようなので三人で食べます。

 久々のお肉はジューシーで口の中に肉汁が広がる感じがたまりませんね。


 リノアも美味しそうに頬張ってますが大きな塊にかぶりついているので体中がべとべとになってます。

 わたしとリノアの食べる量はたかが知れているのでほとんどはアルスが食べたのですがこの巨体では満足しなかったようなので狩りに行かせました。ついでに明日の分も狩ってくるよう頼んだのでのんびりできます。


 リノアと食後のデザートに世界樹の実を頂いているのですが、黄金の果実だけあって色んな果実の味するのですが反発せず見事調和した優しい味わいに思わず頬が緩んじゃいます。


「それにしてもたまにはこう人と話すのも良いわよね」

「わたしみたいに世界樹に来たた人いるの?」

「フェイスは全くの偶然だけど何百年かに一度くらいはわたしと親和性高い人やら獣が結界をすり抜けて来るわね。まあこんな場所だから人に会ったことなんて何千年も前だけどね」

「何千っ!?」


 うわーすっごい年上でしたよこんなにも小さいのに。違いましたね本体はこの大きな世界樹なのですからあたりまえですか。


「まあここに生まれて億の単位生きてるからね、それに昔はここも結構賑やかな国だったからその時は大層な結界を張ってなかったし張らなくても国の人が守っていたし」

「今は無いですね」

「色々あったからね」


 リノアが言わないなら今は聞くときではないんでしょうね。

 

 それからいろいろリノアに聞きました。

 この世界にはリノア以外に五人の兄妹、つまりこの世界に6本の世界樹あるそうでそのうち3本はエルフたちが守りながら森のなかで生活していて1本は他種族国家が象徴としており、リノアともう1本人知れずいるそうです。


 ここまで詳しく知っているのは兄妹間でたまに連絡を取り合っているそうです。

 兄妹に会いたいなら連絡してくれるそうです他種族国家はともかくエルフが守る領域は簡単に入れないからだそうです。そのうち外に出て近くを通ることがあれば会うのも良いかもですね・


「そういえばフェイスはこれからどうするの、人里にいくなら教えてあげるわよ」

「特段急ぐ用事も目的も無いから暫くはここにいる予定だけどそのうち外には行こうかなと考えてるよ」

「そうなの、なら当分は楽しく過ごせそう。でも何処か行っても偶には顔を出してよ折角知り合えたんだしそれに吸血鬼は長生きだからそのうち暇になったらここに住みなさいよ」

「ええ戻ってきますとも、外の世界を見て必ず」

 

 異世界出会えた世界樹のリノアはわたしにとってもう友達いえ親友でしょう。

 いつかここに永住してリノアとアルスと共暮らすスローライフもいいでしょうね。


「それならここに国を作って王にでもなってみれば?今は周りに強力な獣やら魔物がいるけどちゃんと間引きば過ごしやすい環境だしここを領土にしている国も無いからちょうどいいわ」

「はは考えておくよ」


 国ですか、リノアも賑やかな生活の方が正確に合うでしょうし国とはいかなくても外で知り合った人とここに移住するくらいならできそうですね。

 そんな幸せな未来図を考え夢が膨らんでいきます。


 アルスがやられた報告がされなければ。


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