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吸血鬼の冒険録  作者: ノア
序章 吸血姫と世界樹
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血の目覚め

戦闘描写マジむずい。

 辺りに血が飛び散るが最早わたしは動揺しない。

 わたしの力を把握し理解した。そして掌握した。


 わたしは人じゃない吸血鬼だ。


 元からおかしかったのだ意味もなく夜中ハイテンションになったのは初めての自分の活動時間(夜)になったからで朝日を浴びて気持ち悪かったのはわたしの弱点だからだ。

 だが理解した今まで人間だと思っていたせいで制限されてた力が解放される。


人の魂と吸血鬼の肉体が私が認識したことにより混じりあう。


きっかけは血だ。人でない私の血を私自身の吸血鬼の肉体が認識したことで私はここに吸血鬼と認識出来たのだ。


ゴリラに蹴りを入れる人間のそれでなく吸血鬼としての蹴りを。

人間の時と比べ物にならない威力の蹴りがゴリラの腹部へ放たれ今度はゴリラがぶっ飛ぶ。


そして失った左手をわたしは再生させるため吸血鬼としての能力の一つ超再生を発動します。

発動と同時に左腕の荒い断面から小さい泡がでるようにうねり私の血液がそれを覆いながら再生されていく。その間僅か数秒。


口から汚い液を吐き出しながら立とうとするゴリラを私は鋭い目付きで睨み付ける。するとゴリラの種族に強さ弱点すらも見えてきた。

ゴリラの種族名はどうやらトロールコングというトロールとアストロコングの雑種のようで力に力を掛けた超攻撃型の魔物で棍棒を使わないただの殴りで魔法付与された城壁を意図も容易く破壊するS級の生物だそうです。


いくら吸血鬼とは言えよく無事でいられましたねわたし。

それにいろいろ気になるワードも出てきましたが考察はあとですね。


 立ち上がるトロールコングは歴戦を積んだ戦士の如く怒り狂う感情を押さえ込み慎重にわたしの事を観察してきます。きっとトロールコングの中でわたしが獲物から敵に変わったのでしょう。

 見つめ合うわたしとトロールコング……先に動き出したのはわたしでした。


 トロールコングに向け走りながら吸血鬼の血を触媒として作り出す特殊能力が付与された武器の鮮血武器ブラッドウェポンから咎人『ヘイス』と言う名の双剣を作ります。

 迎え撃つトロールコングの一撃を寸前でバックステップで躱すと同時に左手の双剣を投げ棍棒を持つ手に切り傷与えます。


 すると大した傷でもないのにトロールコングの手から棍棒が落ちました。

 これが咎人『ヘイス』の特殊能力でたった一撃を与えるだけで威力の大小関係なくその部分の自由を奪う能力です。


 しかし片腕を使用不能にした程度でトロールコングは怯まず肩を振り回す要領で自らの腕を振り回して攻撃してきたのです。

 しかも1回目で学習したのかわたしの剣を器用に避け、避けきれないときは最初に使用不能した腕で防いでくるので戦況は微妙です。


 なので次なる鮮血武器ブラッドウェポン、薄ら紫の刀身が特徴の刀、幻楼『アザナイ』を作り出しトロールコングから距離を取り能力を発動します。幻楼『アザナイ』の能力は実在せし虚像の形成。

 実在せし虚像とは幻であるものの実態があるため接触可能なため知らぬものが見たらそれは紛うことなき現実に見える幻想です。

 

 トロールコングの周りに実在せし虚像のわたしをいくつも作り出しその手に先ほどの咎人『ヘイス』が握られています。

 いくらトロールコングがわたしの攻撃についてこられてもそれは一人だけ、二桁近いわたしの攻撃を無傷でくぐり抜けるのは不可能でしょう。


 そして無慈悲な攻撃によりトロールコングの体には咎人『ヘイス』による傷が無数に刻まれトロールコングの体の中で最早自由に動くのは顔だけになりました。

 

「うっ」


 だけどわたしも無事というわけでもなく最初に腕を食いちぎられた時の出血に鮮血武器ブラッドウェポンの連続顕現により多くの血が失われたせいか既にフラフラな状態です。

 トロールコングの方は体の自由を奪われたのに目はいまだ死んではいませんが全てを受け入れたそんな目をしていてました。


 茶色の毛皮にできた傷から流れる血を見て美味しそうと思うわたしは本当に吸血鬼なのでしょうね。

 そこで少し考えていたことをやろうと考えました吸血鬼といえば眷属に眷獣はつきものです。この子なら立派なわたしの眷獣になってくれるそう確信めいた直感がよぎりわたしは初の契約に移行します。


「あなたはわたしに負けたの、だからわたしの物になりなさい」

「ぐるぅ」


 何処の女王様かってセリフですけどトロールコングは暫くわたしの顔を見つめたあと静かに目を閉じたのでどうやら受け入れてくれたようです。

 ゆっくり近づきトロールコングの血を少し手で掬い舌で舐め味見します。鉄臭さや獣臭さがあるかと思ったのですがそんなのはなく芳醇な味わいが口の中に広がり体に活力が戻ってきました。

 何か足りない感じがしたのは血だったのですね。


 味見もそこそこに眷獣の契約に移行します。

 契約は血を吸いながらに行う簡易的で一方的な簡易契約と自らの血を与え行う本契約があり、簡易契約が吸血鬼の中で一般的でこれは簡単に行なえ相手に命令権を行使もできさらに強化することもできるので大抵の場合はこちらで良いのですが本契約は相手の了承を得なければいけないのですが自らの力の一部分け与え

るので必然的に強化の幅は大きく強力な眷獣になるでしょう。


「今からあなたに名を与え血を与える永劫の忠誠をもって契約はなされる」


 左手の親指をかじり親指から血が流れ始めました。

 トロールコングの名を考えると同時に自分の名も考えときます。契約には自分の名前も必要ですからね。

 

 前世の名を語ろうかとも思ったのですがそれは男性名ですしそれに何故かすんなり自分の名は出てきました。


「フェイスに忠誠を、あなたの名はアルス」


 血をアルスの口に流し契約は無事になされました。


そのうち文章力が上がったら書き直したいですね。

そしていまだ全裸の主人公。全裸でゴリラと絡み合い自らの血を飲ませるとは見方によってはエロいかも。


次回も書き終わったら投稿するのでいつになるやら。

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