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吸血鬼の冒険録  作者: ノア
第一章 聖女の葛藤
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聖なる力

「ベイル殿!?それは唯神教の守護宝石なぜそれを」

「唯神教?なにそれ」

「なっ!オルヌス様を崇める世界最大宗教の唯神教を知らんだと」


 驚いた顔をするハゲデブバカ親父。

 宗教なんてむしろわたしたちの種族からしたら敵ですからね。でも敵ならむしろ知っとかないと駄目ですね。


「唯神教は聖神教と並ぶ三大宗教の一つだ、唯一神オルヌス様を信仰しこの大陸では主に西側に多くいるな。そして多神教で女神ソルシア様を信仰する聖神教と仲が悪い」

「そうですか面倒くさいですね宗教って」

「オルヌス様は唯一無二、絶対的な御方である異教徒はそこの認識を改めなければいけない」

「守護宝石など上級司祭や聖騎士以上の者にしか与えられていないはず、一商人如きが持てるものではないはず」

 

 ハゲデブバカ親父が左手に持っている蒼い石あれが守護宝石と言う物ですかね。

 しかし重要そうな物だけあってただの変哲のない一撃とは言え首を落とそうとした一撃を止めるとは流石ですね。 


「儂が賜った重要な任務なのだそれくらい当然だろうが」

「任務だと?どういうことだ」

「ここで使う予定ではなかったがまあ良い直に聖騎士共が来て貴様らを八つ裂きにするだろう。イールス伯爵様あなたはどちらにせよ死ぬ運命だ、その前にこの世界樹の葉と枝の取引状にサインをしてくれれば金だけせしめられたのだが残念だ」


 わー結構やばめの情報言っていますよ。

 要するにこの貴族は大量の代金を払わされた後殺されてお金も商品も奪われる、悲惨な運命ですね。


「何だと唯神教はイルサ王国に仇なすきか!」

「ここは聖神教が治める地だぞ王国連中は聖神教のせいと思い我ら唯神教に鞍替えするだろう。まあイールス伯爵様は大層敵が居られるようだ多少怪しまれてもその連中が恩を感じてくれるだろう」

「くっ」


 苦虫を噛み潰したような顔をするイールス伯爵、良さそうな人ですし不正を見逃せなかったりしたんでしょう。

 

「お前も強いようだが聖騎士が来ればお終いだ、儂の女になるなら命だけは助けるよう助言してやるぞ?」

「まだ諦めていないんですか?正直しつこいよ、しつこい男性は嫌われること知らないの?」

「その強気がいつまで続くかな」


 うざいので何度も斬りつけますがガキンッガキンッと弾かれ結界に傷を付けられません。

 剣で斬りつけるたびハゲデブバカ親父がビクッとするので面白いですね。


「ダメだ無駄に硬いねその結界」

「神の力を込めた聖なる守護宝石の結界がその程度で壊せるわけがなかろう」

「うぬ、だが攻撃ができるわけではなさそうだ。仕方ない今のうちに逃げ至急神殿騎士へ伝えよう」


 そんな逃げるなんてことする訳ないじゃないですか。

 わたしは指を噛んで血を流し結界に触れます。


「実験しようにも手頃な結界とか魔導具がなかったから丁度いいや、あなたのその守護宝石の結界を利用させてもらうね」

「何だとっ」


 結界に触れたわたしの血が蜘蛛の巣のようにゆっくりと守護宝石の結界を包み込んでいきます。

 数分経った頃準備は整いました。


「我が王血よ支配しろ 血の侵食ブラッドノイズ


 瞬間青白く光っていた守護宝石の結界がガラスのよう弾け消えました。

 原理は簡単、血を触媒に結界を解析……いえ侵食しこちらが支配しただけ。だから支配した後壊しただけです。


「ふざけるな、こうも容易く砕かれるはずが……待て、待ってくれ」

「特に簡単じゃなかったんですけどね、じゃあねハゲデブバカ親父」

「ぐあぁぁ」


 侵食を始めてから数分も集中しなければ支配できない技ですから、今回みたいに反撃がない状態じゃないとまともに使えない欠陥技です。

 練習して侵食を早められれば相当強い技なんですけどね。


 ハゲデブバカ親父は首を一閃されゴトリとその醜い頭が地面に落ち後を追うように血を吹き出した体が床に倒れ辺りは血の池状態になっています。


 欠片も美味しいそうと感じない血ですね。むしろ嫌悪感を抱く血などあるとは思いませんでしたね。

 イールス伯爵の方を向くとハゲデブバカ親父の血を見て血の気が引いたメイドと考え事をしているイールス伯爵がいますね。

 この人達わたしがいるの忘れていませんかね?わたし味方ってより敵に近いんですけどね。


「でイールス伯爵はどうするの?こうなった以上聖騎士達が攻めてくるのは確実だろうね。

わたしはそこのハゲデブバカ親父を始末したし後は世界樹の葉と枝が回収できれば十分だから帰るけど、あなた達も逃げるなら早くした方がいいよ。

聖騎士……唯神教って奴らはここを拠点として行動するだろね」

「世界樹の葉と枝はわたしを取引させる餌だったのか」

「そういえば何で欲しかったの?これはオックス商会に返すから欲しいならオックス商会に行ってみれば」

「なに聖女様が吸血鬼を捕まえたと聞いてな、聖なる力を持った世界樹は吸血鬼にとって毒みたいだから聖女様の覚えが良くなると思ったんだがな……屋敷内の全てに伝えろ即座に荷物をまとめ逃げるぞ聖騎士相手では勝ち目はない。行けっ!」


 イールス伯爵がそう言うとメイドはすぐ正気に戻り走っていきました。

 何処も世界樹の使いみちが聖女様の覚えを良くするですか、変わらないですね。


 それにしても吸血鬼が捕まっているのですかあとで聖女様に聞いてみますかね。

 ですが世界樹が吸血鬼にとって毒なんて迷信が広まっているのですね、全くの無害なんですけどね。


「旦那様!門付近で聖騎士と思われる者とローブを着た何者かが戦っています」

「何だと!」


 あっグランのこと忘れてましたよ



プロット書かずに書いたら書きたいこと詰め込みまくりになっちゃいましたよ。

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