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吸血鬼の冒険録  作者: ノア
第一章 聖女の葛藤
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沐浴

「さあやっと戻ってきましたよついにお風呂です!」


 まあお風呂では無いのですが体を洗えるのでいいでしょう。

 というよりも数年体を碌に洗っていないのですがわたし臭いきつくないですよね?これからはそういうことにも気を使っていきましょう乙女ですから!


「ってさっきもそうだけど人が入ってないね人気ないのかな?」

「あらあら沐浴しに来たのかいならちょうど清掃終わったしもう入っていいよ」


 いきなり話しかけてきた腰が折れているおばあさんはどうやらこの沐浴場管理人みたいでどうやら清掃中だったから人がいなかったそうです。ホントはもう少ししたら開くそうなのですが清掃が早く終わったので入っていいそうです。


「でも早いね」

「街に着いたばっかりだから早く浴びたくて」

「あらあらそういうこと一般の人は水浴びだけどここは聖神教の人が多いし大きい神殿があるだろう?だから礼拝前に身を清める人も多いんだよあと一時間もしたらいっぱいになるだろうね」

「ならちょうど良かったですね」


 混む前にゆっくりと浴びましょう。

 おばあさんと受付に行って沐浴料の銅貨3枚を渡しスッカリ忘れていたタオルなども売っていたので追加でお金を払いました。


「ほい、聖神教特製のありがたいタオルと石鹸だよ」

「聖神教製でしたか……というよりも沐浴場で石鹸を使って良いのですか?」

「このタオルと石鹸は孤児院で作っていて大切な収入源なのさ石鹸はきちんとは知らないけどある植物から作ったもので大丈夫みたいよ。ああそれでも直接水場に入って流すようなことはしないでくれよ」

「わかったよじゃあ浴びてくるね」


 受付から女性用の扉を開けるとまずは脱衣所があり西洋風ですが何処か日本の銭湯みたいに木製の鍵がハマった服入れがありその奥にある扉が沐浴場なのでしょうね。

 服を脱ぎカゴの中に入れてから髪を解きタオルと石鹸をちゃんと持ってから木製の鍵を締めて浴場に向かいます。


 アイテムバックに入れれば持って入れたかもしれませんね。別に盗まれても匂いで追いかけられますし簡易的とは言え鍵付きなのですから平気でしょうけど。


「ほぇー思ったより広いですね」


 中は奥に水を溜めてから水路を通って外から見えない用の仕切りがある一人用の洗い場に流れる仕組みになっているようで恥ずかしがり屋でも安心設計ですね。


「とりあえず一番上流にある洗い場で洗いましょうか」


 他に誰もいない上に一番初めなのでどこを汚くはないのですがイメージの問題でしょうね。


 洗い場に入ると椅子と桶があり奥に水路が引いてあり水路の半分くらいに仕切りがあるので反対側の洗い場なのでしょう頑張れば覗けますが女性同士なのでそんなことする人も居ないでしょうね。最初に水路から水を汲んで軽く流してから椅子に座ります。

 タオルは扉の所に掛ける場所があったのでそこにかけます。


「この石鹸は髪も洗って良いのでしょうかね?」


 まあこれしかないので一先ずこれで洗いますけどね。それにわたしは強靭な吸血鬼です髪も石鹸くらいでどうにかなるほどやわでは無いでしょう。

 まず桶に掬った水で髪を丁寧に洗って汚れを落としていきます。手を櫛のようにして頭皮の方から毛先へゆっくりすいていきます。


 髪全体をすいたので石鹸を手で泡立てていきまずは髪になじませるように一部分ずつ丁寧に洗っていきます。一気にやるとどうしても髪同士が擦れるので細かくやるのがコツです。


 洗い終わったら水で流していきタオルでよく水気を取っていきます。これも髪が痛む原因なので男の子のみんなは女の子になったら気をつけましょう。

 特にわたしは髪が長いので気をつけないといけませんね。それにしても案外洗えるものですね女性になっても。


 髪をまとめ頭の上でタオルでくるみ今度は体を洗っていきます。 


「スポンジがあれば良かったのですけど仕方ありません手で洗いますか」


 先ほどのように手で泡立てていき肩から胸を洗います。胸の小さな蕾や下半身に転生前なら興奮したでしょうけど今は女それに自分の体で興奮するわけがありません。

 なので丁寧に洗って汚れを落としていきます。


 背中を洗うのに少し苦戦しましたがなんとか全身を洗えたので水を全身にかけ洗い流していきます。


「ふーやっぱり体を洗うとスッキリしますね今度からはできるだけ毎日浴びることにしましょう」


 でも旅をするなら数日浴びれないことも多いでしょうね。


「ホントは水でもいいから全身浸かりたいけど仕方ありませんねいつか温泉にゆっくり入りたいものですね」


 体を拭いて洗い場を出ると多くはないですけどちらほら他の人も沐浴しに来てますね。

 なので迷惑にならない内に脱衣所に戻り先ほどのワンピースをきて髪を整えます。なんと魔導具で風が吹くドライヤーもどきがあったので髪を乾かしていきます。


 髪を乾かしている間に魔導具について話しましょう。

 魔導具とは簡単に言えば電力の代わりに魔力を使った機械みたいなものですね。自分の魔力を使うタイプもありますが大抵は日常用なので魔石と言う魔力の塊を使用するタイプが主流です。


 髪も乾かし終わったのでサイドテールを作り受付に戻ると冷えたリンゴジュースが売っていたので買いました。


「お湯じゃなくても水浴び後の冷たいジュースは美味しいですね」


 明日も来ようと考えながら沐浴場をあとにしました。


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