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吸血鬼の冒険録  作者: ノア
第一章 聖女の葛藤
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都市シルキア

「グランわたしは何も聞きませんし興味もありませんそれに何ができる訳でもありませんですが相談ぐらいは乗れますから一人で辛くなったら頼って良いんですよ」

「ありがとよ姫」


 短い会話だけどもわたしたちにはそれだけで十分でした。


 城壁からシルキアにに入るときれいな街並みが広がっていて奥には神殿らしい建物が見えます。

 出た先は広場になっており多くの人がたむろっていまいた


「すみませーん寄付をお願いしまーす」


 明るい髪に大きな胸が特徴的な修道服の女性が話しかけてきました。

 どうやらここで寄付をするようですね。


「パパいくらぐらいが普通なの?」

「そうだな場所場所で違うがこの規模の街なら銅貨5枚から銀貨1枚ってところか」

「お金の基準がわからないんだけど」


 聞くと銅貨1枚でパン一個買えるみたいで銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚その上に白金貨というのがあるそうでそれは1枚で金貨100枚相当なそうです。白金貨100枚分の聖金貨と言う化物も存在しているようです。

 

「なら二人で銀貨1、2枚ですか。まあ適当に払いますか」


 こういうのは多めに払って印象を良くするのが良いですね先ほどのグランで注目されているかもしれないですし。

 そう思って女性に金貨1枚を手渡しました。


「ありがとうございます、あなた方に神の祝福があらんことを。こちらをどうぞ」


 そう言われて渡されたのは赤い木札が2枚でした。

 堅苦しく説明されましたがどうもこれがあれば一週間程は寄付しなくて良いみたいです。簡単に複製されそうですけど何かしら対策されているんでしょうね。


 女性はもう一度お辞儀をして次の人に向かいました。


「じゃあ宿でもとって街でも散策しますか」

「ああそうだな」



 中央通りにある高級宿でなく脇道にある中級宿を無事に取ることができました。

 特に部屋を分けることはしませんでしたがグランがわたしを襲うはずないですしリノアとこではずっと一緒だったですしね。


「姫悪いが暫く頭冷やしてくるは」

「良いですよ特に目的はないですから何日でもいいですけど毎日帰ってきなさいこれは命令です」

「わかったよ必ず帰るよどうせ冒険者ギルドて依頼受けて討伐こなすだけだからな」


毎日帰らさないとわたしと出会った時のグランに戻って仕舞うかもしれません、今思い出しても酷かったですからね戻って欲しくないですよ。


「あなたの味方はここにいますから」

「姫に会えて良かったよ」


そう言うとゆっくりと扉から出ていきました。大丈夫でしょう今の顔は少しいつものグランに戻ってましたから。


「でもソロですか何気になかったですからねすぐにリノアとグランが今したし。わっ!怒らないでよ忘れてないからアルスのこと」


すっかり忘れてましたよでもアルスを外にだすことは出来ないので実質一人ですよね?


「とりあえずぶらぶら散策して見ますか」


この世界で初めての街ですし珍しい物がきっと多いでしょうから楽しみですね。

そうだ世界樹の葉や枝も売って資金を確保もしないといけませんね。どうせならあのハゲデブバカ親父のライバル店にでも売りますかな。


 とりあえず情報収集しようと考えていたのですが辺りから何か焼いたようないい香りが漂ってきました。

 先に腹ごなしでもしましょうかね。


 あたりを見るとたくさんの屋台が競うように客引きしながら料理を作っていました。


「安いよー!今なら串焼き5本で銅貨3枚だよ」

「プルプルなアッシュ肉と新鮮野菜を使ったサンドがなんと銅貨5枚!」


 聞くだけでお腹が空いてきますね。ちなみにアッシュ肉とは大きなイノシシのような魔獣の肉がものすごくプルプルだそうです。

 わたしはサンドの方に並ぶことにし少し待つと順番が回ってきました。


「一つ下さいな」

「あいよ銅貨5枚な」

「はい」


 できたてのサンドを受取り端に避けてからかぶりつくとプルプルなお肉からはジュワ~と肉汁が口の中に広がりそれを新鮮な野菜たちが包み込みなんとも幸せな味わいですね。


「美味しいですね」

「それは良かったぜ。そんな幸せそうな顔をしてくれちゃあ料理人冥利に尽きるぜ」


 いきなり横から声をかけ驚きました。

 どうやら休憩にしたようであまりにも幸せそうに食べるわたしに気になって声をかけたようです。

 今更ですがこの世界で初めての調理された物でしたからあまりにも幸せだったのですかね。


「ほんと美味しいよこの少し辛めのタレが良いね」

「それはなピリリ草と胡椒のミックスなんだぜ」

「へー」


 その後軽い雑談で街の主要施設を聞いたりしました。お風呂は無いようですが沐浴できる場所があるそうなので後で行ってみましょうか。


「そうだハゲでデブで性格が悪い中年オヤジがいる商店って知ってる?」

「それならゴロン商会だな」

「まさかこれだけで伝わるとは」

「悪い意味で有名だからないくならオックス商会がオススメだぞあそこは上客以外にも丁寧だからな」


 ほうほう、いい情報ですねならそのオックス商会にでも世界樹を売りますか。


「ありがとう、じゃあオックス商会に行ってみるよどこにあるの?」

「ここから大通りに出てすぐ横だなちなみに向かいの派手な店がゴロン商会だ」

「ありがとうまた買わせてもらうよ」

「おう、基本毎日ここにいるから待ってるぜ」


 こうしてわたしはオックス商会に向けて歩き出しました。

聖金貨を白金貨に変更しその上に聖金貨にしました。

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