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4.マイナースキル決め

俺はマイナースキルの習得ボタンを押してどんなスキルがあるのか確認したがそこは文字の数の暴力があった。


「・・・多すぎだろ」

それぞれの武器や魔法の威力アップ系はまだしも生産系やネタとしか思えないスキルまでずらっと乗っていた。


「ナタ、どれがいいか・・・・っていないんだったな」

俺は思わず友人に助けをこおうとしたが、そういえばさっきログアウトしたばっかりだった。


「他の人にも聞いてみるか・・・・?」

そうこれは孤独なゲームではない、MMOなのだ。見渡せばそこら中にプレイヤーの姿が見える。

だが俺は奥手だった、いきなり「ねぇ、マイナースキルについて教えてくれないか?」とは言える勇気がなかった。


俺はマイナースキルに再び視線を戻す、だがそこで気がついた。

「あれ?マイクってどの武器に当てはまるんだ?」

マイクは魔法攻撃力をあげる武器だ、これについては特に疑問はない

だがそのマイクの武器としての種類がわからない。

一番似てるなら棍棒か?そもそもマイクは武器なのか?てか俺の物理攻撃力なんてたかが知れてるのに棍術とか上げる必要はあるのか?

また、魔法系の殆どが◯属性の威力アップとかそういうものばかりだった。歌は何に当てはまるんだ・・・?

そもそも歌って魔法なのか?


俺は悩んだ・・・だがここで俺に電流が走った!

「そうだ、武器屋で見ればカテゴリーとかで分かるかも」

そうと決まれば俺は武器屋に向かった。

例え攻撃力が伸びなくても、最低限の自衛手段として武器系のマイナースキルが欲しかったのだ。

NPCに話しかけると若干定型文ぽさは否めないが会話が成立することが分かった。


「えっと、お・・・・じゃなかった、私にも装備できる武器を探してるんだけど」

「嬢ちゃんのような細腕じゃここの武器は扱えねぇかなぁ」

は?ここの武器屋には俺に扱える装備がないだと?

なんというゴミショップだ。


「じゃ、じゃあどんな武器があるのか見せてよ」

「おう、うちはこれらを扱ってるぜ」

俺が尋ねると紙を見せてきた。なるほどただアイテムボックスみたいな画面を出されるよりはこっちのほうがリアルっぽいな。


だがそこで気がついてしまう。


マイクなんてどこにもないことに


「え、マイクがないんだけど」

「おいおい、ここは武器屋だぞ?マイクなんて取り扱ってねぇよ」


言われてみれば確かにそうだ、こんな剣とか斧とか売り物として置いてある中にマイクなんてあったらそれはそれで引く。


結局何も買えなかったので、俺は諦めていろんな店に行ってみた。道具屋、防具屋、プレイヤーが個人で経営している店など・・・


だが道具屋と防具屋に置いてるわけもなく、プレイヤーの店に行ってもまだ始まったばかりか、マイクなんてどこにもなかった。


俺は心のなかで思った


「(あれ?詰んでね?)」


防具はなんとかなるだろう、だけどマイクはどうしようもなさそうだ。

流石に初期装備でいけるほどMMOは甘く無いだろう。


店にも売ってない、他のプレイヤーがマイクを作ってくれる可能性はほぼない・・・か

マイナースキルの方向性が大体決まったな・・・。


俺は全てを諦め、まずは生産系のスキルにptを使って行った。

鍛冶・採掘・錬金・調合・釣りにまずはポイントを振った

マイクだけなら鍛冶と採掘だけでもなんとかなりそうだが、もういっそのこと生産系を極めて見るのも面白いと思い錬金・調合・釣りにもポイントを振った。

それぞれに2ptづつ振ろうかと思ったがレベルが足りないと多くのポイントを振り込めないようになっているようだ。


「このゲーム今後も続けるとは限らないしな・・・」

俺はポイントを残そうかと考えたが、そもそもこのゲームをずっと続けるかと思うと微妙なラインだった。


そこで俺はとりあえずとっておいて損はなさそうなスキルを選択した。

MP消費軽減・バフ効果アップ・HPアップ この3つを取ると俺のポイントが尽きてしまった。


「まぁこんなもんだよね」

これならあからさまな地雷扱いを喰らうことはないだろう


スキルを決めた俺は、プレイヤーたちの店をマイクの有無だけで見てたので、防具やポーション系が売ってないかと思い回ることにするのであった。




マイナースキルにどんなものがあるのかはあとで決めておきます(

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