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15.鍛冶職人系歌姫

にたまご「日間総合7位・・・だと・・・!?」

なんと日間総合7位になってました!(気がついたのは8/21の23時31分)

自分の小説を大勢の人に読んでもらえて嬉しいです!


さて、(人の)鍛冶場でマイク作りを始めた俺だが


「(結局マイクの作り方なんてわからずじまいなんだよな・・・)」

そもそも作り方を模索することから始まるという体たらくだった。

いや・・・ネットとかでマイクの作り方とかは検索したんだけど、ファンタジー世界で実現できる気がしなかったし、そもそも現実世界の作り方で作ったマイクがこの世界で武器として使えるマイクになるのかわからない。


手持ちの素材として使えそうなのは鉄鉱石や銅鉱石、ナイトバットを筆頭にしたエネミー素材、そして魔力結晶だ。


鉄鉱石と銅鉱石はまずは精錬しないといけなかった。だけど、俺は精錬なんてやったことがない。

てかそもそも精錬の経験がある人なんてそんなにいないだろう・・・。

もしかしたらこのゲームがリアル鍛冶職人推奨の可能性も無きにしにもあらずだが、そんなゲームなら速攻で引退してやる・・・!


専門的知識無しで精錬・・・インゴットを作り出す方法で一番可能性が高いのは錬金だろう。

何故そう思ったか?・・・だって、鍛冶場の横に錬金用の釜があるからな・・・。


マイクの作り方を考える前にこっちを優先することにした。

釜の蓋を開けて確認したが中には何もはいってないようだし、今は使ってないようだった。


錬金で精錬する場合だが、恐らく精錬したい鉱石だけ入れればできると思う。だが問題は変換レートだ。

例えば鉄鉱石を鉄のインゴットにしようとして、1:1で変換できるならものすごく助かるが、多分違うだろう。だいたいこういうのは複数個入れてやっとインゴットが一つできるというのが俺が今までやってきたゲームでの基本だった。


「(ミリアに聞いてみるという手もあるが・・・)」

何かあれば呼んで・・・とミリア本人が言ってたから、聞けば教えてくれるだろう。

だけどここまで


最初ふっかけてきたが、セットで防具を売ってくれた→ダンジョンで人型サンドバッグにされて困ってたところで助けてもらう→ピッケルを持ってなかった俺に代わって鉱石を集めてくれた→ボス戦でミスを犯したのに怒らないどころか、分配で指輪を譲ってくれた。→本来3000Gもする鍛冶道具を貸してくれている(NEW!!)


と、はっきり言って俺はミリアに助けられすぎている。友達なら助けるのに理由はいらないかもしれないが一方的に助けられる関係ははっきり言って長続きしないだろう。


だから、俺は手探りでやっていこうと思う、ゲームなんて本来手探りで進めていくものだしな。


鉄鉱石は15個 銅鉱石は12個ある。

なので、まずは5個の鉄鉱石をぶち込んでみることにした。


釜の中に鉄鉱石を入れて、蓋をする。


すると『シュー・・・シュー・・・』という音が釜の蓋当たりから聞こえた。恐らく蒸気の音かなんかだろう。そして少し待つと音がやんだ。


「お?できたかな?」

俺はワクワクしながら開けてみたが・・・





「・・・そのままかぁ」

鉄鉱石5個はそのままの姿で釜の中に入っていた。

だけど、錬金失敗というよりはインゴットにするには数が足りないのではないかと思った。

錬金失敗と聞くとだいたいゴミクズができたり爆発したりするイメージがあるが、鉄鉱石はそのままだった。

なので今度は追加で5個入れて合計で10個にしてみた。


そして、また少し待った後、再び俺は釜を開けてみると

そこにはインゴットが一個だけ入っていた。


「・・・・・!!」

俺は感動していた。インゴット一個作っただけだが、すでにエンディングを迎えたかのような嬉しさを感じたのだ。


「って、まだ一個しか作ってないんだった・・・」

インゴットを取り出してアイテム袋の中に入れ、次は銅鉱石を銅のインゴットにしないといけない。

まぁ一回できればこっちのもの、同じく10個ぶちこんでみたら同じく銅のインゴットができた。


・・・思ったけどいきなり鉄と銅、それぞれのインゴットを作ったが両方使わないといけないわけじゃない、もしかしたらどっちか使わないかもな・・・。



さて、インゴットができたわけだし、次はマイクの作り方を考えないといけない。

流石に筒状の物と丸い物をくっつけるだけで完成!というわけではないだろう。

・・・ないよな?ないよね・・・?


「(このゲームではマイクは一般的なものではないみたいだし、NPCどころかプレイヤーたちに聞いても作成方法がわかるとは思えない・・・)」

こればっかりはプライドとか貸しとか全く関係なく自分で解決する必要があった。


「うーん・・・」

いくつかそれっぽい方法を考えた所でそれが当たっているかがわからない。

素材の数が限られてるから、失敗すれば再び素材を取りに行かないといけない。


「ヒント・・・どっかにヒント無いかな・・・」

そんなことをつぶやいてみるが、別につぶやいた所でヒントが唐突に現れるわけでもない。



しかし、ヒントはあった。

しかも俺のすぐ近くに。





ちなみに作者は音痴です。

・・・割と本気で歌ってるんですけどね・・・周りから音を外してるっていわれるんですよね・・・


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