第1章 13話 7英雄の神器
リリア
次の宛はあるの?よかったらしばらく私たちと一緒に行動を共にしない?
船もあるし、船で行ける場所なら連れて行くこともできるわよ。
ソール
おお!まじ?助かるぜ。
じゃあそういうことで、これからも頼むぜ!
シャルレシア
リリア助かるわ。またしばらくお願いね。
リリア
任せてちょうだい!
ところで、行く場所の宛はあるの?
ソール
そうだな・・・。この場所のどこかに行けると何か分かるかもしれないんだけど・・・。
リリア
どこでもいいの?
とりあえず私たちは次はここに行くから、この場所がそこから近いわね。
ソール
おお、そうか。じゃあそこにするぜ!
よし!そうと決まったら早速行こうぜ!
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
こうしてソール達はリリア達と行動を共にすることになったのだった。
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リリア
さ、この街ともお別れね。移動は船でするから、船が置いてある港まで行くわ。
ソール
船で旅とか最高だぜ!
リリア
港までは少し時間かかるけど、馬車で移動よ。
ソールたちは私の馬車で一緒に行きましょう。
シャルレシア
ありがとう、リリア。助かるわ。
リリア
気にしないでいいわ。さ、行きましょう・・・。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
ー港までの馬車の中ー
ソール
なぁ、リリアの先祖は魔王と戦ったんだろ?その時使ってた神器って、どうなったんだ・・・?
7英雄の神器も、今はっきりしてるのは少ないのはなんでなんだ・・・?
リリア
確かに今わかってる神器は少ないわ。伝説にある魔王との戦いの7英雄の神器も、その戦いの時に魔王によって何処かに飛ばされたって話よ・・・。
ただ・・・
国によっては記録に残ってる神器もあるわ・・・。使われたこともあったみたいだけど、使われた後は再び無くなったりと、不明確なことが多いのよ、神器って・・・。
私たちの先祖が使ってた神器は、リヴァイアサンを倒した時に、そのリヴァイアサンを封印するために使用したって話よ。
もしかしたら他の神器も何かを封印とかするのに使用されたのかもしれないわね。とにかく神器については謎が多いままなのよ。
それに・・・
魔王は滅んだのではなく、力をためるために眠ってるとも言われてるわ・・・。
シャルレシア
ローザリアに伝わる伝承でも、魔王はいつか復活するだろう・・・。って言い伝えられてるわ・・・。
リリア
魔王だけじゃないわ・・・。暗黒魔導士・ダーク・ネヴュラもどこかで眠って力を溜めてるって言われてるわ。復活の時を待ってるって話よ・・・。
もっとも・・・、
暗黒魔導士・ダーク・ネヴュラの存在なんて、ほとんど誰も知らない話だけどね・・・。
今の世界は、争いはあるけれど、それなりに平和でもあることは確かだわ・・・。もし魔王が復活とかしたら、きっと今のような生活はできないだろうし・・・。
神器だってきっとそういった時のために作られたと思うわ。
ソール
そうだな!
よし、じゃあ俺たちが集めちまおうぜ!
神器を!
シャルレシア
神器を集める・・・?
ソール
ああ、神器を集めるんだ!
悪いことに使われるよりも、いいだろ・・・?
な、決まりだ!
リリア
「ふふ、ソールは本当に楽しい人ね」
神器の話に盛り上がりながら、ソール達は港へと向かったのだった・・・。
そして港に着いたソール達の前に現れたのは、想像以上の大きな船だった・・・。
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