二人の秘密を封ずるための 7
「ん…?」
「あらやっと起きたの蓮子。おはよう」
「…おはよう」
メリーはもうすでに着替えていた。と言っても元々寝間着なんて持ってきてないから着替えているというよりかは寝る時から私服だったのだけれど。
「…今何時?」
「10時ね」
「うーん…なんでこんなに眠いんだろ…」
「昨日遅くに帰ってきてお酒のんだからねぇ。私はあんまり眠くないけれど」
「メリーは今日いつ帰るの?」
「そうねぇ…洗濯物とかあるし服も着替えたいし自宅でご飯も食べたいし、お昼前には帰ろうかな」
「お昼うちで食べていけば?なにか作ってあげるよ」
「うーん、いいよ。昨日今日とお世話になってるしそこまで迷惑かけれないよ」
「遠慮しなくていいのに」
「自宅に帰ってやりたいことが多くてね。あんまりここに長居はできないわ。休日だからゆっくりしたいけど今週はちょっとね」
「そっかぁ…というかお昼前って今もそんな感じだけど大丈夫なの?」
「あと一時間くらいお話してたいな」
「んー…じゃあなんか用意するわね。せめて飲み物か何か飲んでから帰ったほうがいいと思うんだ。暑いし倒れられたら困るわ」
「そうね。じゃあお言葉に甘えて」
紅茶が運ばれてくる。いつものより明るい色をしている。とても紅くて、綺麗な色。どこか懐かしい…
「ねぇメリー昨日は楽しかった?」
「…ん?」
「昨日楽しかった?」
「うん、楽しかったよ。星空は綺麗だったし蓮子と一緒に見れて嬉しかったな」
「メリーそれより眠らなくて大丈夫なの?あなたあんまり寝てないじゃないの?今もぼーっとしてたみたいだし」
「昨日外でもちょっと寝たし大丈夫よ。夢を見たけれどほんとに眠くないわ。今ぼーっとしてたのは紅茶の色が綺麗だからなんかぼーっと見ちゃってて」
「夢を見たってことは眠りが浅いってことなのに大丈夫なのかなぁ」
「大丈夫大丈夫。気にしないでいいのよ」
「またいつものような夢だったの?」
「…」
メリーが何かを考えているような、思い出してるような感じで沈黙が一瞬流れる。
「…なんかそれすらも全然覚えてないんだよね。いつもみたいな夢だったら覚えていてもおかしくないはずなんだけど」
「じゃあいつもと違った夢ってことかしら」
「そうかもしれないわ」
その後も雑談をしていると一時間はすぐに過ぎた。
「あ、そろそろ時間ね。じゃあ私そろそろ行くわ。昨日今日とありがとう蓮子」
楽しい時間というものは時間の流れが早い。どちらにせよ過ぎてしまえば、全部短く感じることが多いけれど、その時間を体験している間には体感的に差がどういう訳かあるんだよなぁ。嫌な時間はいつも長いのに不自然だなぁなんて蓮子は思う。
「じゃあメリーのこと見送るわ」
「ありがとう」
メリーのことを外まで見送る。自分もメリーを見送ったら着替えて、やることやっちゃわないとなぁなんて思いながらメリーを見続ける。
「じゃあまた土日挟んで月曜日に学校で」
「そうね。また月曜日にね。じゃあね」
「ばいばい」
そうしてメリーは一人で帰っていった。
ただのお話パート。ちょっとのほほんと雑談させてみたかった。
いや、メリーのやりたいことなんですけど実際私のやりたいことなんですよね。というか洗濯機の中に色々溜まってるから選択したいのだけれど、今日は生憎雨らしくて干すに干せない感じが…昨日でも良かったけれど雨強くて干すに干せないし、部屋干しはあんまり好きじゃないんですよねぇ。涼しいからエアコンも何も使わなくていいのはありがたいんですけどね。
とりあえず雑談できてよかった感じあります。これから物語の内容自体は考えているけれど、gdgdし過ぎるのも嫌だけどいきなり、話変わるとかも嫌なので色々見計らって書いてる感じもあります。なんてちょっと裏事情。色々わかりやすく書いてるつもりありますが。
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