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東方物語集  作者: Ra
紅色の歴史
55/56

紅月と七色の宵闇 4

彼女は自室に戻って自分の荷物をまとめることにした。


子供だから生活に必要なものなんて殆ど選ばず、自分の好きなぬいぐるみやおもちゃが大半だった。

ただそれでも幼いとは言え女の子。衣服などには興味があるらしく彼女なりに気に入っている服を選んでいるようだ。



「あ、そういえば日傘持っていかないと!」



彼女たちにとって日傘は必須。吸血鬼という力強く誇り高き種族なのだが、いくつかの弱点がある。

まず流水に弱いということ。川なども渡ることができず、雨にも弱い。

また鬼の特徴でもあるが炒った豆にも弱いということ。


そして何より日光に弱いということ。吸血鬼たちは日光に当たれば灰になってしまう。彼女たちは子供とは言え吸血鬼の中でもある程度強い個体の由緒正しき家の親から生まれたためか一瞬で灰になるなんてことはなく、皮膚が焦げていく程度ですむのだが。そのため彼女たちは人間で言う夜型の生活をしている。夕日が沈めば彼女たちは起床し、朝日が昇る頃になれば睡眠を始める。

そんな彼女たちでも場合によっては日中動かなければならないこともある。その際には日傘も必要になるのだ。

とはいえ身体能力も人間とは比べ物にならないほど高く、魔法をも使うことが可能で肉体は頑丈であり、肉体を再生することだって可能なのでちょっとやそっとくらいでは怪我したところでどうということはないのだが、力のある吸血鬼とはいえ無駄にエネルギーを使いたいわけではないし、少なくとも彼女たちは痛いのを好むマゾヒストな性格でもない。



「それと…フランから誕生日にもらったこのリボンは持って行こっと!」



彼女は自分なりに必要なものを決めてこの家を出る準備を済ました。

そしてまた妹の部屋に向かう。お話したい半分。相談半分。

相談といっても持っていくものの相談であり、年相応の相談でしかない。結局妹と時間を過ごすだけである。やっぱり姉妹の仲はいいらしい。


妹の部屋の前のドアにたどり着く。先ほどフランに怒られたのを思い出して、少し申し訳ない気持ちになった。

今度は礼儀正しくコンコンとドアをノックする。


「はーい?」



ドアの向こうから妹の声が聞こえる。それに応じて彼女も答える。



「入ってもいいかな?」


「いいよー」



少しだけ気怠そうな妹の声が返ってくる。それを聞いて彼女はドアを開けた。

今日も更新です。


少しだけお知らせというかなんというか。一応お知らせしたほうが良いとわかったのであることについて少しだけ書かせてもらいます。


2/21に幻想の始まり 35(終)と紅月と七色の宵闇 1を更新させてもらいました。

ですが紅月のほうしか見ていない人が多数いたようなのでここで報告させてもらいます。でないと前章がどうなったか微妙な終わり方になっている人もいるかなと思ったので…念のため。


それとそこに私のお知らせも書いてあります。この話に直接関係ないような話もいくつかさせてもらいました。そちらもできれば読んでおいてくれると嬉しいです。



さて一つ。この紅月と七色の宵闇についての話を。

疑問に思われている方もいるために言っておこうとおもったのですが、今この主人公を演じている姉の名前はまだ書いていません。とはいえもうお気づきの方もいるかもしれませんが…

これは書き忘れなどではなく、敢えて名前を書いてません。でももちろん後々わかります。

一応念の為にこれも書かせてもらいました。東方原作を一通りプレイしているなら間違いなく見たことのあるキャラです。ある程度特徴は書いているつもりですし、わかっていらっしゃる方も多いとも思います。前章の博麗麗夢とは違ってオリジナルキャラとかではありません。(あれをオリジナルキャラと言うべきかは若干怪しい気もしますが勝手に名前付けたあたりはオリジナルキャラということで)


もしわかっている方はそのまま「あ~あのキャラか」とにやにやしながら見ていてくれると嬉しいです。

わからない方で気になる方がいれば、原作をプレイしたり神主が作った本とか読みながら考えてみてください。ちなみに色々私の妄想が爆発しているのでわかりにくいかもしれませんが…。



関係ないけれど私は東方のキャラの中でフランちゃんが一番大好きです。彼女(の曲)に出会ってから東方にハマり、今こうして小説を書いています。東方に出会ったのも私が大学進学できたのも色々な人と知り合えたのも全部あの子のおかげです。

フランちゃんうふふ。


Ra

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