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東方物語集  作者: Ra
幻想の歴史 始まりの物語
22/56

幻想の始まり 7

九尾の美しい尾の力は凄まじく、その一本一本の尾で周りのものをなぎ倒していく。

陰陽師はそれに対し、式神を操り対抗している。陰陽師約二十人でやっと対抗できるくらい九尾は力を持っているようだ。力比べとなると人間ではとても叶いそうにないだろう。九本の尾が様々な方向に攻撃できるのだからとても一人でなんとかなるようなものではないのだろう。



そして陰陽師が式神で九本の尾を裁かせつつ、陰陽師本人達は九尾の周りにそれぞれが立ち、術を唱えている。九尾はそれに構わず尾を暴れさせ続ける。しかし攻撃は式神に裁かれていくのだった。



そして結界が展開され九尾が閉じ込められる。少し九尾は悲鳴をあげ、結界に閉じ込められながら空中に浮いた。

尾の攻撃は結界に弾かれてしまうようで、結界には傷一つできない。かなり強力な攻撃であるにも関わらずそれを全く受け付けない結界に九尾を閉じ込めた。



九尾は怒りを込めるかのように力強く叩いているように見える。が、それも全くその結界に影響を与えない。先程よりひどく暴れるも結界にはなんも影響を与えないようだ。




狐は攻撃をやめた。だが諦めているようには見えない。憎しみと怒りをもった目をして、陰陽師たちを見ていた。先程とはちがう攻撃が来る と彼女は直感的に思った。

九尾が口を広げると口の前に光が集まっていく。光が丸く集まり九尾の口の前に現れる。徐々にその光球は大きくなっていった。




「よし、今のうちにこのまま封印するぞ!」

その言葉に彼女は安心もしたが、この美しい狐をもう見れないのかという寂しさも少しあった。この狐の美しさに少し魅了されていたのだ。


陰陽師たちがそれぞれ指に封印札を持って結界に対して投げつける。




封印札を投げつけ結界に届くかという時に、爆発音が起きた。

空中で結界のあった場所が爆発した。



数秒後少し傷ついた九尾が地上に降りてきた。口元から血が流れている。

九尾は結界に光球を放ち、その反射で九尾自体も傷ついたがその衝撃で結界を破壊したようだ。



そしてまた口の前に光が集まっていく。今度は式神にそれを放つ。妖力の込められた攻撃は対処できる式神と、対処できない式神がいるようだった。対処できない式神は消えていった。



光球が様々な方向に飛んでいく。陰陽師達は自分たちの方に飛んできた光球を結界を張って身を守ることで精一杯なようだ。


完全に光球を防げなかった陰陽師たちが傷ついている。出血しながらも必死で立ち、体制を立て直している。彼らは叶わなくても逃げるという選択肢は無いようだ。




そして彼女は先程までお世話になった陰陽師が目の前にいないことに気づいていなかった。つまりそれは彼女は安全が保証されていないということ。九尾が周りに放った光球が彼女の方にも飛んできた。




「危ない!」




陰陽師が叫びながら、式神を使い彼女を守ろうとしたがもう間に合いそうにない。

彼女は現実から逃げたくて、恐ろしさから目を逸らしたくなった。何も考えれなかった。ただただ目を瞑って、手を前に突き出した。

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