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東方物語集  作者: Ra
秘封倶楽部
12/56

二人の秘密を封ずるための 10

「…で、結局なんて神社だったの?」


「あ、調べるのを忘れていたわ…でもルートは大丈夫よ」


「本当かなぁ…」



今日も秘封倶楽部が始まって二人は「その神社」に向かう準備をしていた。

どんな神社なんだろうか。何の神を祀ってるんだろうか。メリーはそんな疑問を抱いていた。



「とりあえず行こっか。ちょっとバスに乗ってその後歩く感じ」


「わかった、なんか乗り物にのって何処かに行くのって久し振りだね。いつ以来だろう?東京に行った時に電車に乗ったとき以来かな?」


「そんなに昔だっけ…でも思えば私達歩いてばっかよね。ある程度近間だし歩いても良かったんだけど。結構時間に差が出てきちゃうし」


「まぁ時には歩かないで行くのもいいかなって思ってるわ。ある程度早めに帰って勉強しないとだし」



バス停でバスを待っていた二人。そこに予定時刻と全く同じ時間にバスが来た。そこまで混んでいるわけでもなく、二人はすんなりと座れた。



「15分くらいかかるらしいわ」


「車で15分だったら歩いて結構かかるかなぁ」


「そうね。ちょっと寄り道もする感じでバスが通るから無駄もあるけど、ちょっとかかっちゃうわねぇ」


「まぁそんなのも時にはいいかもね。ゆっくり時間を過ごしてみるのも悪くないんじゃないかなって前の時以来思って。最近の人は忙しすぎるわよ」


「仕事に学業に今の人は忙しいわねぇ。神社が建てられた時代はどうだったのかしらね」


「いつの時代も大変なのかもしれないわねぇ」


「人類なんてそんなものよきっと」


「…あ、ちょっとまずいかも…」


「え、どうしたのメリー?」


「ちょっと酔ってきちゃった。車酔いとかあんまりしないと思ってたんだけど…長いことは寝れないけれどちょっとだけ寝かせて。あ、ちょっと私の帽子預かってて欲しいけれどいいかしら」


「いいわよ。そっか…近くなったら起こしてあげるね」


「じゃあちょっとだけ目をつぶってるわ」


「「ごめんね」」


「…えっ?」


「ん?いや車酔いすると思ってなかったから申し訳なくて。どうしたの?」


「…いやなんでもないわ、気にしないでね。じゃあおやすみ…」














「メリーそろそろよ。起きて?」


「うーん…」


「気分は大丈夫?」


「まぁさっきより良くなったかな…?きっと大丈夫。降りて外の空気吸えばなんとかなるわ」




気づけば自分達以外乗客が誰もいなくなっていた。

ちょっと顔色が悪くなったメリーと一緒にバスを降りる。今度からどこか行くときは車はあまり使わないほうがいいかもしれない。



「ここから少し歩いて神社に向かうけれど大丈夫かな。神社の前にちょっと石段があるけれど」



「その神社」はこの少しだけある石段の上にあるらしい。



「はぁ…神様に会いに行くのも一苦労ね…」


「うーん、まぁでも本当に長い階段もあるしこれくらい少ないほうだよ。もっと長いところもあるんだしこれくらい頑張らないとね」


「はーい…」



メリーの元気が減ってきている。この少しある階段を登ると言ったらまぁ体力使わなくちゃいけないけれど、車酔いも相まって少し体調が悪くなってしまったのだろうか。



「メリー大丈夫?もうちょっとで頂上だよ」


「…ちょっと頭痛くて。帰ったら風邪薬でも飲んで治すわ。もう少し…」



そして二人は頂上についた。

神社の名前は少しうす汚れてはいたが、はっきりと力強く博麗神社と鳥居に書いてあった。

本当はもっと進めたかったのですが、あまりにも文字数が増えそうだったのでやめました。うーんもったいない…

というか文字数ってどれくらいがいいんだろう。いつも疑問に思います。何文字書いてあるかわかるようになってからは1500文字は超えないようにしてるんですけどね。今回は1346文字らしいです。毎回同じくらいにしたいとか、逆にある程度短くしてる時もあるんですけどね。


あと正直セリフばかりになってしまっていますね。自分でも気づいているのですがセリフ以外の表現をどうしたら良いのかなって今は思ってます。それに第三者視点から書くのって私にはどうも難しいようで。どうしてかキャラの心情を書いてしまっている気がします。

もっと書き方を覚えていきたいです。




Ra

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