1/56
プロローグ
※東方の二次創作の小説になります。
※原作の設定とは異なる設定や独自解釈が含まれています。苦手な方はブラウザバックしてください。
「はぁ…はぁ…」
真夜中の午前二時過ぎ。
一人の女性が息を切らしながら、独りで暗い夜道を走り続ける。
彼女は一ヶ月前まではいつもある友人と共にいた。
彼女達はある大学のあるサークルで友人となり、面白いものを求めて二人でさまざまなところへ一緒に行動していた。
だがしかし急にその友人はいなくなった。今までの日々が何もなかったかのように。神隠しに遭ったかのように。
その友人がいなくなった時も彼女と共に行動していた。彼女は一ヶ月前その友人が神隠しに遭った場所を目指して走っていた。
そしてその場所、博麗神社に彼女は辿り着いた。
「ねえ、メリー!」
友人を探し求める彼女の名前は宇佐見蓮子。秘封倶楽部のメンバー二人のうちの一人である。