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初戦闘?(笑)

うわああぁぁーー

予告とかするんじゃなかったああぁーーー


すみませんでしたああぁぁーーーー

「それにしても、妙に静かだな」


「確かに……

 さっきまで鳥の鳴き声やら何やらがあった気がするけど ね……

 嵐の前の静けさとか言われるけどねぇ…」


「それフラグ?」


「勿論」



あっそう。フラグ……フラグか。

つまりこの後、怪物とかが出てくると。


「ふん!そんなもの、俺が壊してy……」


「誰か。後ろ」


え?



「グギャアアアァァ!!」




「…………うわー…」


またフラグ回収しちまったよ。

俺の後ろにいたのは、変な形をしたデカい鳥。

具体的には、俺の背丈くらいの大きさだ。

怪鳥? ってこっち来る!



「……危ないなぁ…」


突進を軽く避け、再びその怪鳥と向き合う。

その怪鳥の目は、飢えた目をしている。

荒く息をしながら、その鋭い目をこちらに向けてくる。

はい。正直怖いです。

というかアイスが妙に冷静なのだが。

あのアイスが何故だ?


「ああ、こいつゲームだとかなり序盤のザコだから

 適当にやってれば勝てるよー、たぶん。」


そういう事は先に言ってくれ。マジで。

あと適当にやってればとか言うけど、武器とか無いし!


「どうやって戦えば良いんだよ!?」


「一応君の能力なら素手で勝てるよ?

 武器が必要なら頑丈そうな木の棒でも拾ってね。

 ほら、また突進してきたよ」


「だから傍観してないでお前も戦えよ!」


再び突進を避け、近くにあった太めの枝を拾う。


「だから言ったでしょ。誰かの力だけで奴は倒せる。

 それに肉弾戦はあまり好きじゃないんだよね」


いや分かるけどさ。なんかアイスのキャラが変わったような………

またまた鳥が突進してくる。鳥のくせして突進しかできないのか。アイスの言うとおりだな。


先程の枝を牽制程度に当て、そのまま押す。

まさか勢いで勝てるとは思わなかった。


これで勢いがついた。相手の突進を避け、その隙に叩く。

突きなども入れてみる。



すると怪鳥のさっきまでの勢いはどことなく消え、呼吸が乱れていた。所々に傷が見られる。

そしてその怪鳥はクルリと向きを変え、俺達とは逆の方向に弱々しく走っていった。


「逃げたか…」


正直ザコまでになると倒すのも辛くなるものだ。

逃がした方がこちらとしても都合がいい。


「いや、これはもしかして……」


アイスが気まずい顔をする。何かと思ったが、その言葉の意味もすぐ直後に明らかとなる。





「グギャアアアアアァァァァァァァ!!!!」

「ッ!?」


先程の4~5倍くらいの大きさ、つまり俺の身長の

4~5倍の体長をした怪鳥が、耳をつんざくような奇声を発し、前に現れたのだ。


「この鳥は弱るとボスを呼ぶ性質があるからね…

 武器とかも揃ってないこの状況で戦うのは無理…だね。

 誰か、逃げるよ」


アイスがいつになく必死です。怖い怖い。

いや、後ろにそれ以上に怖い存在がいるから逃げるのには大賛成なんだが……

なんか心残りだなぁ…


まあ、いつか倒す日が来るであろうな……

次はいつになるだろう……

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