ことの始まり -3-
テスト終わったぁーーーー!!
早速(では無いが)投稿!
「……………?」
俺は森の中にいた。四方八方を木に囲まれている。
耳を澄ませば、かすかな枝のざわめきや
鳥の鳴き声が聞こえてくる。
まあ、はい。
アイスの転送ミスです本当にありがとうございました。
こんな事件は前々からあった。今回で確率40%。メモでも取っとくか。
まあ少しすればアイスが気付いて戻してくれるだろう。
それまで森を散策、散策。
いやほら、もしここがRPGの世界内で一時期帰れないとか
あったらさ?食料あったほうがいいだろ?
まあそんなことはないと思うが。(←フラグ建設
う~む、ここらへんには無いな……
明らかに怪しい色のキノコなら原生してるんだが。
すると、どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきた。
-----もしもし、誰か聞こえる?-----
あ、誰かってたぶん俺のことだ。声の主はもしかしなくてもアイスだ。
「はい俺ですけど。てかなんでテレパシー?」
-----ああ良かった。通信機は通じたみたいだね-----
「ん?通信機『は』?」
-----あー え、うん。
(沈黙)
PC、壊れました☆-----
「………………。」
高速フラグ回収お疲れ様です。
「どういうことか、説明して貰おうか」
-----OK-----
そうして、俺は俺が予想していた最悪な言葉を耳にする。
-----転送中に突然僕のPCの内部情報が破壊されて(要するにバグって)、君はRPGの世界にこんn……-----
「はぁ!?お前のPCがバグったのって
見たことねぇぞ?
しかもただでさえバグが少ないこの世界で!?」
アイスのPCは、彼独自が色々試行錯誤して作った
ものなので、実際バグなどありえないのだ。
-----勿論生まれて初めて。たぶん他の所から内部に攻撃
されてるかと……ただそちらへの転送や、通信は
辛うじて可能。僕そっち行った方がいい?-----
「でもお前もすぐには戻れないぞ」
-----じゃないとPCが本格的に内部破壊されて、
たぶん一生帰れなくなるよ-----
実を言うと、作者がやっているのを見てRPGの世界というものには興味があったし、少しながら行ってみたいというのもあった。もの凄い形での実現だが。
でもまあ、一生その世界で暮らせなど言われたら、いくら作者とかそういう人でも抵抗はあるだろう。
ということで了承した。
「分かった。PC持って来いよ?」
-----分かってるよ!じゃないと帰れないからね-----
「帰れない」の部分が「帰さない」に聞こえたのは
自分だけか?まあいいや。
そんなことを考えていると、自分の体の隣に光の粒子が集まり、アイスの体が出来上がった。PCもある。いくら天然な彼でも忘れなかったようだ。
「なんか言った?」
おもむろにアイスが話しかけてくる。異世界に行った時の
第一声がこれか。まあ自分のせいなのだが。
「いえ別に何も」
「ならいいけど」
「まだPCバグってる?」当たり前の事を聞く俺。
「もう攻撃はされていないけど、直すのにはまだ時間がかかるかもね」
「じゃあアイスのPCが直るまで冒険でもするか!」
「あのねぇ………」
こうして、俺とアイスのRPGの世界での旅が幕を開けたのであった。
次話いつ投稿するかは、
テストの結果次第ですww