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待機

気が付いたら1ヵ月経ってました。

1回目で謝罪するのもあれなので数十分で書き終えました。

なのでクオリティが色々とあれかもしれませんがご容赦。


(追記)

ぎゃああああ18日になってるうううう

決して予約投稿は利用してません。ギリギリ間に合ったと思ったのに……

「おかー」

「ただー」

母屋から離れ家の倉庫へと帰還。


「さて、戦利品は何?」


アイスが目を輝かせておられる。ただの本3冊なんだが。


「別に何もないぞ?前にお前が盗った本の続き……と、日本語の本だ」


そういって本3冊を見せる。


「あ~、ネコマ。これ貰いものなんだよね」


「貰い物?このゲームアイスが作ったんじゃないのか?」


「ちゃんと僕が全部作ってたら今頃脱出出来てただろうね」


アイスは苦笑しつつ、目の前のPCを操作してある画面を出した。

画面にはあるユーザーの顔写真らしきものと基本情報が載っている。何かの基本情報だろうか。


「結局直ったのか?」


「PC?まあちょっとだけね。分かってきた」


分かってきた、と。


「これを現世界にいた時のものまでに復旧することは絶対に出来ないこととか」


「今さらっと大問題なこと言わなかったか」


「大丈夫、出ることはきっと出来る」


「本当か!?」


「まあそこはなんとかするよ。そしてこれ」


アイスはPCの画面を見せてきた。が……なんかこの顔、見たことあるな。


「ああ、このアカウントの奴は誰なんだ?」


誰もがする質問であろう。すると彼は先ほどの何倍も問題のある回答をした。


「君を作った人だよ」


「えっ」


絶対におかしい。(誰か)もこのRPGも、両方アイスが作ったはずだ。まさかゴーストライターか何かがいるのか。


「君はともかくとして、RPG作るのって面倒じゃん?」


ゲームより軽視されてるのか俺は?


「だから時々、この画面の人にデータベース作って貰ったりシステム考えてもらったりしてるんだ。今回はこの世界における魔法の理念をね。いい先輩だよー」


先輩なのか。というか人使い荒いな……


「それ先輩として大丈夫なのか?」


「まあ、そういう仕事の人だからね。僕には無償でやってくれてるけど」


コンピューター関係の何でも屋みたいな人か。


「それで……なんか俺もそんな感じで生まれたと」


「大体そんな感じ。あの頃は僕が我が儘いって色々とやらせてもらってたんだよね。今の仕事やってるのもたぶん先輩の影響かも」


意外と絆は深そうだ。


「で、実はその先輩からもうすぐあれ(・・)が届くはずなんだよね。敵からは届いたし、たぶん新しくセキュリティ張られてても適当に突破させて届くんじゃないかな」


「何それ怖い」


あのアイスが慕う人物だ。もうすこししたらそのあれ(・・)とやらで「もう全部この人に任せればいいんじゃないかな」レベルで俺達を救ってくれるのかもしれない。


そんな希望を抱きつつ、俺は「猫でも分かる魔法学」、通称「ネコマ」に目を通した 。表紙には、謎の文字の羅列と猫のシルエットが描かれている。ページをめくると、目次があった。特に変わった様子は無いな。


気が付けば、アイスもその先輩からのメールを待ちながら氷魔法の本の第2巻を読んでいる。隣にはPC……対応表のようなものを表示しているが、たぶんこの世界の言語の辞書のようなものだろう。どうやら内部ストレージから掘り出したらしい。

俺もあれを待ちながら、日本語で書かれたこの本を読むことにした。


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